(出典:ハートネットTV|Eテレ)

 

EテレのハートネットTVという番組で、介護現場で起こっている利用者によるセクハラ、パワハラ、暴力・暴言などについて放送されていました。

 

テレビを見ていて、「ここまで酷いのか・・・」と正直ショックでした。

 

※ 番組でも説明されていたとおり、あくまで一部の利用者ということです。当然すべてに当てはまるわけではありません。

 

※番組の構成上、ここでは介護職員の立場から記事を書いています。介護現場での利用者虐待が社会問題になっていることも重く受け止めなければなりません。

 

介護現場で働く「約7割の職員」が何かしらのハラスメントを受けている

(出典:ハートネットTV|Eテレ)

 

衝撃的な事実ですが、番組によると、介護現場で働く職員の約7割以上が何かしらのハラスメントを受けた経験があるということです。

 

ただ、どうやら数千人程度に絞ってアンケートした結果の7割以上ということで、当然まったくハラスメントを受けていない職員もいるでしょう。

 

ここで重要なのは、7割という数字ではなく、「利用者からハラスメントを受けたことがある」という事実ですね。

 

とくに、認知症の利用者から酷いセクハラを受けたり、介助の中で殴られる爪を強く押し当てられるなどの暴力を受けた職員もいるということです。

 

さすがにこのような経験をしてしまうと、トラウマになってしまうかもしれません。

 

実際、精神疾患にかかってしまう職員もいるとのことです。

 

こういう理由で、介護施設に入ったばかりの新人が辞めていってしまうということでした。

 

ちなみに、こうしたハラスメントは今に始まったことではなく、昔からあったようです。

 

 

介護者とケアを受ける利用者の双方が尊厳される環境を作っていかなければならないということでした。

 

女性スタッフに「性的行為」を要求する認知症男性

(出典:ハートネットTV|Eテレ)

 

番組見ていて一番ビックリしたのが、女性の職員に対して、上の画像のように「性的行為」を強要し、腕を掴んで自室へ連れ込もうとした男性がいたそうです。

 

私は男ですが、見た瞬間鳥肌が立ち、怖くなりました。

 

事件が起きたのは女性が1人で夜勤をしていたときらしいです。

 

彼女はとりあえず逃げ、なんとか事なきを得たみたいですが、それでも万が一ということがあります。

 

相手は認知症の男性だったらしいですが、たとえ高齢であったとしても強い力を入れられたら、女性ではかなわないかもしれません。

 

本当に怖い話です。

 

ちなみに、逃げたことで逆上されたそうです。

 

 

私も実家暮らしで、認知症の祖母と一緒に暮らしているので、認知症の何たるかはある程度理解しているつもりです。

 

認知症になると、人は性格が変わります。

 

というか、理性がなくなってしまうときがあるのです。

 

この男性も、認知症でなければこんな行為には及ばないはず。

 

 

「じゃあ認知症だから何をしてもいいの?」

 

いいえ、決してそんなことはありません。

 

 

お金をもらっているからといって、どんな扱いを受けても我慢しなければいけないなんて、絶対にありません。

 

新人が辞めていってしまう前に対策が必要

利用者からのセクハラやパワハラ、暴力により、我慢できなくなった職員が辞めていってしまいます。

 

すると、新人がなかなか育たない状況になってしまうのですね。

 

上司も「何かわからないこと、困ったことがあったら相談してほしい

 

と声をかけるのですが、新人からしたら、どんなことで相談したらいいのかわからない。

 

 

上でお話ししましたセクハラを受けた女性は、上司に相談したそうです。

 

ですが・・・

 

(出典:ハートネットTV|Eテレ)

 

 

もちろん、こんな酷い上司が全員ではないです。

 

でも、こんなこと言われたらもう誰にも相談できませんよね。

 

というか、もう職場を離れるしか方法がないように思います。

 

 

番組で語られた対策の1つとしては、「新人に対しては、新人担当者を付ける」ということでした。

 

結局、新人はわからないことがわからないので、放置しておくと、一人で抱え込んでしまうのです。

 

さらに女性職員の場合、セクハラを受けたとしても、上司が男性だと相談しにくいということも大いにあります。

 

そのためにも、新人を一人にしないで、ある程度慣れてくるまでは先輩が付くということでしょう。

 

 

ただし、これは私の意見ですが、介護職員が不足している今、新人に対して常に1人付けるというのは、現実的でないのかもしれません。

 

課題は多そうです。

 

介護を軽く見る家族から蔑まれることも・・・

私は介護職ではないのですが、さすがにこれは言い過ぎでしょう。

 

「介護は底辺の作業なんだから!」

 

と利用者の家族から言われたとか、蔑まれた職員もいるそうです。

 

それに対するゲストの発言としては、

 

「介護を軽く見るということは、介護対象者(利用者)を軽く見ているに等しいということ。」

 

とのことでした。

 

う~ん、確かにそう言えるかもしれません。

 

認知症の祖母を介護していて思うことは、介護、とくに認知症患者の介護は想像を絶するほど大変です。

 

肉体的だけではなく、精神的にもかなり追い詰められます。

 

それを、利用料を払うとはいえ、お願いするわけです。

 

少なくとも、底辺の作業?蔑む?こんなことは絶対にあってはならないことです。