行政書士試験を受ける人『民法や憲法など、条文をいっぱい覚えて試験に臨みたいのですが、難しくて理解できません。
条文1つ1つを丁寧に解説してくれる本とかありませんか?』

こんなお悩みにお答えします。

この記事のテーマ

法令科目の条文の意味を解説する書籍の紹介(Kindle版が存在するもの)

記事の信頼性

この記事を書いている僕は、独学2年目で行政書士試験に合格しています。

良質な参考書、問題集で復習を重ね、2017年の本試験で236/300で合格しました。

お金をかけずとも、質のよい参考書や問題集は確かに存在し、それにより十分に独学合格できる試験であることは間違いありません。

参考 【2019】行政書士試験に独学対策!おすすめ参考書・問題集まとめ

行政書士試験の合格には条文の理解が必須条件です

ここは断言しますが、行政書士試験の合格において、民法や憲法、行政法といった条文の理解は必須条件です。

条文をベースとして問題が作られているので、当然といえば当然です。

そして大切なのは以下の点です。

条文はただ覚えるのではなく、使える知識であること

たとえば、以下の民法第1条をご覧ください。

(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。

(出典:e-gov-民法)

上の条文について、暗記して「私権は~~」と呪文のように唱えることができても、それではまったく意味がありません。

この程度の暗記では、おそらく本試験で合格など到底できないでしょう。

そうではなく、「私権とは何か?」「公共の福祉って何だろう?」とか、「信義ってどんな意味だろう?」とか、その言葉の本質を理解できている必要があるということです。

本試験では、条文の穴埋め問題が出題されるわけではありません。

条文の本質が理解できているのかが問われるのです。

そのため、たとえ条文と言葉や形式を変えて出題されたとしても、これに対応するためには条文の本質が理解できていなければいけないのです。

「条文はただ覚えるのではなく、使える知識であること」と最初に述べたのは、そういうことです。

条文が理解できないのは私だけ?いいえ、それが当然です

上で条文の本質が理解できなければ、試験の合格などあり得ないとお伝えしました。

これは事実なのですが、そもそも皆さんにお聞きします。

条文の文章って、やたら難しくありませんか?

条文というのは、多くのことを短い文章でまとめなくてはいけないことや、そもそも作られたのがかなり昔だったりと、やたら難しい言葉で書かれています。あえて難しくしているような…

法律の初学者が条文嫌いとなってしまうのは、おそらくこれが原因です。ぶっちゃけ、他国語を読んでいるような感覚ではないでしょうか。

僕も最初はそうでした。それでも合格するためには理解しなくてはいけない。

じゃあ、理解できない自分は読解力がないのか?合格できる人は読解力があるのか?なら自分は諦めるべきなのか?

いえいえ、そんなことはありません。

おそらく、ほとんどの人は、皆さん同様に、条文を難しく感じているはずです。

じゃあ、どうすればいいのかというと、簡単です。

条文1つ1つを逐一解説してくれる参考書に頼ればいいのです。

行政書士試験に合格!条文対策ならLEC「択一六法」です

そもそも民法や憲法などの条文を1つ1つ解説してくれるような本って、まずほとんどありません。僕も受験生時代に一生懸命探しましたが、見つかりませんでした。

僕が唯一見つけた中で、おすすめしたいのが、以下の参考書です。

司法試験&予備試験 完全整理択一六法(東京リーガルマインド LEC総合研究所)

タイトルの通り司法試験の対策本です。

まあ、条文に違いはないので、そこはまったく問題ありません。

この本のスゴイところですが、条文の1つ1つに逐一丁寧な解説がついているところです。

この本の凄いところは、以下の点です。

  • 条文が作られた趣旨が説明されている
  • 条文に関連する用語の解説や判例が説明されている
  • 注釈として知っておくべき知識が説明されている

参考までに、下記はAmazonで掲載されている本書(民法)のサンプルページです。

(出典:Amazon)

行政書士試験では、条文の知識だけでなく、判例の知識も多々問われます。とくに憲法については言うまでもありません。

条文の意味と一緒に、関連する大切な判例も学習できるので、行政書士試験の受験者にとっては喉から手が出るくらい欲しいアイテムでしょう。

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ちなみに僕の受験時代にはこの本の存在を知らず、自力で何時間もかけてネットで調べました。面白いくらいに検索でヒットしませんからね。(条文垂れ流してる記事はあっても、解説している記事がない…)

 

辞書として使おう!

テキストで条文の記載があり、意味を知りたくなったら辞書として使用しましょう。

わからない条文をネットで調べて結局見つからず、無駄な時間を使うよりも、この本を辞書として横に置いて置き、わからない条文があったら、サッと引く!

そして関連して条文ができた趣旨、関連する重要ワード、判例なども一緒に覚えてしまえば、記憶に定着すること間違いありません。

スキマ時間を有効活用する!

上で紹介した参考書にはKindle版が存在します。

いつも分厚い本を持ち運ばなくとも、スマホなどで通勤中や会社の休憩中などにいつでも学習できます。

行政書士試験の合格には、とにかく毎日継続して学習時間を確保することが重要です。

そのために、場所を選ばないKindle版で苦手な条文の学習を定期的にやっておけば、合格はかなり近づくことでしょう。

今年こそは合格したい…そう願う皆さんの努力が報われますように。

もっともお勧めする条文解説書についてでした。