行政書士試験に合格し、その経験を活かして合格のために必要な知識、参考書、勉強法などをブログで紹介し続けてしばらく経ちます。

そのせいか、行政書士の先生方とも意見交換をする機会が増えてきました。

 

最近知り合った行政書士の方で、なんと「10年連続で行政書士試験に不合格」という方がいらっしゃいました。

つまり彼は11年目にしてようやく合格できたというのです。

 

今回は、なぜ彼が10回も試験に不合格だったのか、そしてなぜ11回目にして合格できたのか、聞き込みした内容をもとにご紹介しますね。

 

 

行政書士に10回不合格・・・何が悪かったの?

 

さて、どうして10回も不合格となってしまったのか、彼(Kさんとします)から話を聞き、私なりに分析した見解をまとめていきます。

 

通信講座、予備校には行かずに独学を貫いていた

 

Kさんは行政書士の試験勉強をするにあたり、通信講座や予備校を利用することはなく、基本的に独学を貫いていたそうです。

独学が悪いということではありませんが、やはり行政書士試験は難易度が高いので、独学で合格することもまた難しいと言えます。

ちなみに私はユーキャンの通信講座と市販の参考書&問題集で1年間勉強して合格しました。

 

独学のデメリットは、わからない部分を先生に質問することができないというところでしょう。

わからない部分はわからないまま先に進んでしまう危険があり、最悪は自己流の解釈で理解した気になってしまうということです。

 

私の場合は通信講座で疑問点は質問して解決していました。参考書も複数購入し、様々な視点から要点をとらえるように努めていました。

 

決まった勉強時間を確保できず、学習計画も立てていなかった

 

Kさんはサラリーマンで、会社勤めと並行して行政書士の勉強をしていました。学習できるのは、帰宅後の1時間程度であり、忙しいときは10分も時間を確保できなかったらしいです。

行政書士試験は科目数が多く範囲も広いため、ある程度まとまった学習時間を確保できないと、なかなか難しいでしょう。

覚えたこともすぐ忘れてしまいますし、勉強できる日とできない日があればモチベーションも続かないことと思います。

 

結局本人が一番痛感していたことは、「覚えたことがすぐ抜けていってしまう・・・」ということだったようです。反復学習がうまくできていなかったからでしょう。

 

また、本試験までの学習スケジュールを立てていなかったそうです。

予備校や通信講座の場合、まずは本試験までの学習スケジュールを立てることから始まります。

これは、ただ漠然と学習を続けていても、いつまでに何をやればいいのかが不明で、モチベーションが続かないためです。

試験直前になり、「ヤバい、憲法手つかずだった・・・」なんて事態に陥るわけです。

 

試験勉強はインプットがメインだった

 

参考書などから知識を得る作業をインプットといい、問題集で知識を引き出す作業をアウトプットと言います。

本試験は当然すべてがアウトプット作業となります。

そのため、試験勉強では、なるべく多くの時間をアウトプット作業に費やすべきです。

 

Kさんはインプット作業をメインとしており、アウトプット作業をおろそかにしていたそうです。

そもそも過去問題集といった類をこれまでほとんど解いたことがなく、問題を解くのが苦手だったらしく、極力参考書だけで学習していたそうでした・・・

 

参考書で学習して覚えた気になっていても、いざ問題を解いてみると、「あれ、わかんないや・・・」なんてことはよくあることです。

 

11回目で合格!その超効率的な勉強法とは?

 

Kさんはやっと11回目にして行政書士試験に合格しました。(ちなみにKさんは50台後半です。2018年現在)

逆に言えば、「10回不合格だったのに、いったい最後の1年で何をしたの??」と驚いてしまいましたね(笑)

 

簡単にまとめると、次の行動をとったそうです。

 

  • 帰宅後の2時間と土日祝の5時間は必ず勉強時間を確保
  • 通信講座を受講し学習スケジュールを立ててもらった
  • 自分の不得意分野を分析した
  • 反復学習を取り入れた
  • 本試験を意識して模試を解いた
  • 通信講座の講師を質問攻めにした(笑)
  • 良質な参考書、問題集を探した

 

と、大体は上記のとおりでした。私が受験時代に意識していたのと重なる点も多々あります。

 

逆に言えば、不合格が続いた10年間はこれらの行動がほぼほぼできていなかったそうです。

 

まずは、試験勉強が習慣化するように、決まった学習時間を確保できるようにしました。とはいえ集中できる時間は人によって様々なので、あくまで上記はKさんの時間設定です。

 

そして、11回目で初めて通信講座(ユーキャン)の受講を決意したようで、残り1年間の学習スケジュールを立ててもらったそうです。

私もユーキャンの通信講座を受講しましたが、基本的には「いつまでにテキストの〇章が終わり、いつまでに課題の提出、添削が終わり・・・」といった具合でした。

 

Kさんは民法が大の不得意だったらしく、重点的に丁寧に1つ1つやり直していったそうです。

通信講座の質問回答システムをうまく活用し、民法の疑問点を1つ1つ解決していったそうです。

この段階で、これまで自信満々に誤って理解していた点に気付けたそうです。

 

そして、苦手だったアウトプット作業も今度は意識的に取り入れ、過去問などは何冊も購入し、反復学習をしたとのことでした。

 

本試験の3ヶ月前くらいからは、本試験と同じ雰囲気を味わうために、模試にも挑戦していたようです。

今では市販の予想模試なども売っているので、私はそれでも十分だと思います。

模試では、ほぼほぼ合格圏内に入っており、「11回目は行けるかも・・・?」なんて感じていたと語っていましたね。

 

 

 

今回のKさんのお話を聞き、10回不合格でも諦めずに11回目で合格を手に入れたということに感動しました。

諦めなければ、努力は報われるのだと実感した瞬間でした。

ただ、そうはいっても適切な学習方法を取り入れることで、比較的短期間で合格できる試験でもあるので、効率化はできるのかな、というのが私の意見です。

 

Kさんは私より先に独立開業しているのですが、既に数々の依頼をこなしているそうです。もともと明るい人柄なのと、営業が得意とのことで、仕事に困ることはない!と自信ありげでしたね。羨ましい限り!