親を介護する子『この頃、母の様子がなんだかおかしいです。
すぐばれるような嘘をついたり、会話が成立しないことも増えてきました…
あと、作話症のような症状もたまにあります。認知症でしょうか?』

 

こんなお悩みに、体験談からお答えします。

 

記事のテーマ

  • 認知症と「嘘をつく」「会話が成立しない」「作話症」について【体験談から】

 

記事の信頼性

この記事を書いている僕は、認知症の祖母と8年間同居しています(2019年時点)。

祖母にも認知症患者特有の症状が日々現れ、ひどく過酷な毎日を送ってきました。ですが、家族での試行錯誤の末、多少なりとも落ち着きを見せてきています。

 

この記事でご紹介する内容が、皆さまにとってお役にたてると信じています。

 

 

 

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認知症の症状?嘘をつく、会話の不成立、作話症が出たら危険

 

認知症の祖母と約8年間同居してきました。

 

認知症の症状は物忘れだけではありません。嘘をつく、会話が成立しない、作話症といった症状がかなりの頻度で見受けられます。

 

祖母の場合、認知症と診断されて比較的はやい段階で、これらの症状がすべて出ました。

 

もしも、ご家族の方と会話をしていて、少しでも上記のような症状が見受けられたら、急いで病院へ連れて行かれることをお勧めします。

 

以降では、祖母に出た症状を具体的に体験談からお伝えします。少しでも参考になれば幸いです。

 

認知症の症状1:すぐばれる嘘をつく

 

祖母は認知症になってから、すぐばれる嘘をつくようになりました。たとえば、次のような感じです。

 

僕の母『お母さん、テーブルに置いてあったお菓子知らない?』

 

祖母『知らないわよ!誰かが食べたんじゃないの?』

 

(母が祖母の部屋のゴミ箱に入っているお菓子の袋を見つける…)

 

僕の母『お母さん、このお菓子の袋は何?』

 

祖母『あれ!?おかしいじゃない。誰かが入れたのよ、きっと。』

 

このような会話は日常茶飯事です。上記の例はまだ可愛らしく些細なことですが、このような症状が出たら認知症を疑って病院へ連れていくのも良いです。

 

認知症とは、昔のことは比較的覚えているようですが、ここ最近の出来事を全く記憶できないのです。そのため、自分が数分前に食べたお菓子のことは覚えておらず、上のような受け答えを平然とするわけです。

 

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祖母と同じテーブルで…

もっとすごい事件?もよくあります。祖母と一緒に食事をしているときに起こります。

 

たとえば、家族全員でお寿司を食べているとしますよね。1人8貫入りのパックだとします。

 

 

祖母はお寿司を食べた先から、自分がいくつ食べたかをどんどん忘れていきます。

 

そして、他の家族の寿司が自分より多く残っているとしますね。すると次のように言い出します。

 

『わたしのお寿司は何で〇〇より少ないの?もっと食べれるのに!』

 

と酷いときは機嫌が悪くなります。

 

そのため、比較的ご馳走を食べるときは、祖母とテーブルを別にする先にいくつか食べておく別のおかずで隠して食べる、とこのような配慮をしています…

 

何をやっているんだと呆れられそうですが、こうしないと祖母の機嫌が悪くなり、それが尾を引くので仕方ないのです。

 

認知症の症状2:会話が成立しない

 

これも認知症と診断されてから、比較的はやく出てきた症状です。会話が成立しないのです。

 

初期の頃は、そこまででもありませんでした。だから、次のように思っていました。

 

認知症って、すぐ忘れるだけで、会話はちゃんとできるんだね。それなら、今この瞬間を仲良く楽しく過ごそう!

 

と。普通に会話がある程度できていたので、祖母と今この瞬間を楽しく過ごせればよいのだと言い聞かせていました。

 

 

ですが、最近では、ほぼほぼ会話が成立しません。

 

話している先から忘れてしまうので、問いかけに対して全くトンチンカンな反応が返って来たりするので、会話が先に進まず、「まあいいか…」という感じで終わります。

 

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認知症の症状3:作話症のような症状が頻繁に起こる

 

作話症という症状をご存知でしょうか。以下をご覧ください。

 

痴呆老人に見られる症状の一種で、実際に経験しなかったことを、自分があたかも経験したように話すことです。

(出典:https://www.roujin-homes.jp/yogoshu/sa18.php)

 

つまり、本人がまったく経験していないことを、まるで経験したかのように話す症状です。

 

重要なのは、嘘をつくつもりで話しているのではなく、本当にそれが事実だと信じて話すということです。これが作話症です。

 

僕の祖母は、認知症と診断されて数年経った頃から、この作話症が出てきました。

 

たとえばですが、祖母が若いころ、まったく勤めていなかった会社で勤めていたと言ったり、まったく知るはずもない人(芸能人とか)と知り合いといったりします。

 

認知症の祖母に対して、このような症状が出ているときに否定をしてしまうと、余計に祖母を興奮させてしまうので、なるべく肯定するようにしています。

 

【対策!】認知症の症状:嘘をつく、会話の不成立、作話症が出た場合

 

嘘をつく、会話が成立しない、作話症が出た・・・

 

これらの症状が出た場合の対処法について、僕の家族で行っている方法をご紹介します。

 

とにかく否定しない。口論しない。議論しない。できれば肯定してあげる。

 

8年間認知症の祖母と生活してみて、結局この方法が一番の解決策なのかな、と感じています。

 

最初の頃は、まったくおかしな話をしていると、「ちがうでしょ?」とか「何でわからないの?」といった具合に言い合いをしてしまったことがありました。大切な祖母にどうしても理解してほしくて、こちらも熱くなってしまったのです。

 

でも、認知症という病気の性質上、論理的、理論的に理解してもらうことは難しいし、本人は本当に正しいと思って話しているので、否定はしてはいけないことを知りました。否定すると、相手を興奮させてしまいますので。

 

そのため、最近は祖母に少しでも穏やかな気分でいてもらうため、おかしなことを言っても「そうなんだ!」とか「へぇ~!」という風に話を合わせるか、流すかしています。

 

なんだか悲しい気もしますが、否定だけはしたくないし、無視なんか絶対にしたくありません。認知症の祖母と話を合わせるためには、このようにする他ないという結論に至ったわけです。

 

おすすめ 【体験談】認知症の高齢者と上手にコミュニケーションする10の方法

 

まとめ

認知症の症状として、嘘をつく、会話が成立しない、作話症についてお話ししてきました。

皆様もご家族と会話される中で、ふざけている訳でもないのに、このような症状が現れた場合には、病院で診察されることをお勧めします。もしかすると、認知症または別の病気の恐れがありますので。