行政書士試験を受験される方へ。
本気で合格を狙うなら、模擬試験(模試)は必ず受験するようにしてください。受験するとしないとでは、合否に大きな違いが出るといっても過言ではありません。
この記事では、以下のテーマで書き記していきます。
- おすすめの行政書士試験の模擬試験(模試)[学校+市販]
- 模試を受けるメリット
- 独学で模試を受ける場合のタイミング
記事の信頼性を担保するためにお伝えしますが、僕は行政書士試験に2度目の受験で完全独学で合格しています。成績通知票は「【2019】行政書士試験に独学対策!おすすめ参考書・問題集まとめ」にて掲載しています。
僕は市販・予備校含め、模擬試験だけは数多く受けました。理由は自分の知識定着度を測るためです。これ以外に方法はありません。
本記事ではLEC, TACの模擬試験を紹介していますが、おすすめは断然LECです。理由は解説が充実しているからです。
【2019】行政書士試験の対策!おすすめ模擬試験(模試)【学校+市販】
行政書士試験の模試対策としておすすめの学校、市販テキストをご紹介します。
行政書士試験の模試おすすめ① 【LEC】
LEC東京リーガルマインドでは、行政書士試験の模試を受験することができます。
次に示すような種類の模試を受けることが可能です。
- 科目別答練
- 到達度確認模試
- 全日本行政書士公開模試
- ファイナル模試
- 厳選!直前ヤマ当て模試
上記の模試がセットになったコースもあります。
スケジュールなどの詳細は、LEC公式サイトをご覧ください。
2018年の本試験問題・解答がなんと無料で入手可能!
LECでは、なんと2018年の行政書士試験の本試験問題+解答が無料で資料請求できます。解答は肢ごとの解説が詳細で、記述式の解説もかなり充実しています。市販のテキストにまったく劣りません!
具体的な取り寄せ方法、解説の中身など、詳しくは「2018年度の行政書士試験の「過去問+解説」を【無料で請求】する方法」で解説しています。
まずはお金をかけて受講、購入する前段階として、LECの2018年本試験問題を無料で請求してみることを強くお勧めします。

たとえば今年の行政書士試験を受験する上で、昨年度の本試験問題の復習は必須です。出題傾向を調査する上でも役立ちます。無料とは思えないほど解説が充実しているので、ぜひ挑戦してみてください。
行政書士試験の模試おすすめ② 【TAC】
資格の学校TACでも、行政書士試験の模試を受験することができます。
TACでは、会場受験と自宅受験の2つから選択することができます。
会場受験は既定の会場で受験を行いますが、同じ受験生の大勢の中で受験するという意味では、本試験の感覚を味わうことができます。
僕は自宅受験を選びました。自宅受験では模試が郵送されてくるので、解答後にTACに向けて郵送することになります。自宅受験は場所と時間を選ばないので、自由度は高いでしょう。会場が近くにない場合などは自宅受験を選ぶと良いです。
本試験が近づき、TACの公開模試の予約が始まればアクセスできるようになります。定期的にアクセスしてみると良いでしょう。⇒TAC公式サイト
行政書士試験の模試おすすめ③ 市販テキスト
市販のテキストとしておすすめしたいのが、以下の予想模試です。
2019年版出る順行政書士 当たる! 直前予想模試【模試3回分+本試験1回分/セパレート式】 (出る順行政書士シ...
予想模試3回分がついています。
実際に使ってみた感想ですが、以下の点に魅力を感じました。
- 解説が一つの肢ごとに丁寧
- 問題の重要度、正答率が記載されている
- お値段がリーズナブル
使ってみるとわかりますが、解答の解説が非常にくわしく、解説を読んでいるだけでも「勉強になったな。」という感じでした。肢の1つ1つに丁寧で詳しい解説がついているのです。
LECとTAC、どちらを受験すればいい?【結論:気に入った方で】
おすすめの模擬試験ということで、LECとTACをご紹介しましたが、ぶっちゃけどっちがいいの?という問題があります。
両方受験してみた僕の意見としては、次のようにすると良いです。
- まずはLECから無料で本試験問題を取り寄せ挑戦
- LEC,TACのホームページで模擬試験内容を確認して選択
僕はLEC、TACどちらも模擬試験を受けましたが、時間がない方はどちらか一方で良いかと思います。
とはいえ、模擬試験にそこまで大きな違いはないので、無料で取り寄せたLECの解説が気に入れば、そのままLECで受験、そうでなければ気分を変えてTAC、、という選択で良いと思います。
いずれにしても、模擬試験では試験のヤマあてをしてくれることが多いので、絶対に受験すべきです。
行政書士試験の模試(模擬試験)を受けるメリットは?
行政書士試験の模試を受けるメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 本試験の雰囲気を体感できる
- 知識の定着度合を測ることができる
- 本試験のヤマあてができる
行政書士試験は3時間60問という長時間の試験です。この3時間をずっと集中しなくてはならず、問題数が多いことから時間配分も気にしなければなりません。
つまり、本試験を迎える前に、あらかじめ模試を受けておき、本試験と同じ雰囲気を体験し、体に慣らしておくことは非常に大切です。これだけで合否をわけることもあり得るでしょう。
模試を受けることは、問題を解く上での時間配分を考える良い機会にもなります。模試を受けるときは、必ず1問を何分で解くかを決めておいてください。
行政書士試験では、法令等が46問あり、うち5肢択一式が40問、多肢選択式が3問、記述式が3問です。一般知識は14問あり、すべて5肢択一式です。多肢選択式や記述問題は、5肢択一式に比べ、多くの時間がかかるでしょう。つまり多めに時間配分を考えます。
僕の場合は、次のように時間配分を考えました。
- 5肢択一式 ・・・ 1問2分
- 多肢選択式 ・・・ 1問5分
- 記述式 ・・・ 1問5分
- 一般知識の文章理解3問 ・・・ 1問5分
上記のように時間設定をすると、一通り解答し終わった段階で試験終了まで30分程度余ります。つまり、見直す時間ができるということです。
中にはわからなくて飛ばした問題もあるでしょうし、ミスに気がづくこともできるでしょう。模試を通して、本試験での時間配分を考えることの大切さを理解いただけたでしょうか?
LECやTACなどの学校を通して模試を受ける場合、本試験のヤマあて解説があることが多いです。
これまでの本試験での傾向から、今年出題される可能性の高い問題を予想してくれます。100%ということはないですが、非常に心強いことに変わりはありません。
行政書士試験の模試はどのタイミングでやるべき?
本試験が近づいてくると、LECやTACなどの資格学校では模擬試験の予約を開始します。学校で受験する場合にはそのスケジュールに合わせることになります。
ですが、独学で市販テキストを使っての模試の場合には、いつ頃やればいいのかが問題となります。すべて自分次第なので。
僕の場合は、上でご紹介した3回分の模試を、本試験直前、1か月前、2か月前に挑戦しました。本試験直前というのは、本試験の1週間くらい前に実施しました。つまり次の時期に実施しました。
- 第1回 ・・・ 9月1日頃
- 第2回 ・・・ 10月1日頃
- 第3回 ・・・ 11月1日頃
これは僕の見解ですが、3回分の模試はなるべく時間を置いてやるべきだと考えています。
まとめて3回分やってしまうことも可能ですが、それだと1度に多くの負担がかかるということ、残りの期間のモチベーション維持が難しくなるということがあります。
さらに、1か月あけて行うことで、その間の学習度の定着を測ることもできます。まとめてやってしまうと、この定着度がその時点でのものとなってしまうので、あまり意味がありません。
まとめ
行政書士試験のおすすめ模擬試験(模試)についてご紹介しました。本試験は問題数も多く長時間なので、1度はこの雰囲気を味わうべきです。
独学で対策したい方へ
行政書士試験に独学で対策したい方は「【2019】行政書士試験に独学対策!おすすめ参考書・問題集まとめ」をどうぞ。
一般知識が不安な方へ
足切りの一般知識が不安な方は「行政書士試験の【一般知識】は足切り!対策・勉強法、おすすめ過去問を紹介!」をどうぞ。