行政書士試験の受験者『行政書士試験の一般知識って足切りなのですか?
対策方法がまったく不明なのですが、どうやって学習すれば良いでしょうか。
勉強方法とおすすめの過去問などを教えてください。』

こんな疑問にお答えします。

記事のテーマ
  • 行政書士試験の足切りである一般知識について(配点、合格基準点)
  • 一般知識の学習方法とおすすめの過去問

悲報:行政書士試験の「一般知識」は足切りです

行政書士試験の出題形式、配点は次のようになっています。

  • 法令等
    ・5肢択一:40問(160点)
    ・多肢選択:3問(24点)
    ・記述式:3問(60点)
  • 一般知識等
    ・5肢択一:14問(56点)

行政書士試験のメインは法令科目であり、中でも行政法、民法で良い点数を出せるかで合否に大きく影響します。

ですが、実は一般知識もそれと同じくらい重要となってきます。理由は、一般知識が行政書士試験の足切りとなっているからです。

以下に行政書士試験の合格基準点を示します。

  • 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
  • 試験全体の得点が、180点以上である者

(出典:https://gyosei-shiken.or.jp/pdf/basis.pdf)

上記のとおり、行政書士試験では法令科目と一般知識のそれぞれにおいて、合格基準点が設定されています。

試験の合格点は180/300なのですが、それを満たしていて、かつ法令科目が122点以上、一般知識が24点以上とれないと、不合格となります。

たとえ法令科目で満点をとったとしても、一般知識が24点に満たない場合、不合格となってしまいます。

おそらく皆さんは法令科目をメインで勉強してくると思います。ということは、たいてい一般知識の勉強がおろそかになってしまうことが多いです。

一般知識は足切りなので対策が必須です。

行政書士試験の一般知識への【対策・勉強法】

一般知識の出題範囲ですが、次のように区分けされています。

  • 政治・経済・社会
  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

政治・経済・社会については範囲が膨大で、毎年出題される問題もバラバラで対策が困難となっています。政治・経済・社会だけでも次のような分野から出題されています。

  • 政治史
  • 政治制度
  • 国内政治
  • 国際政治
  • 国内経済
  • 国際経済
  • 財政
  • 社会保障
  • 社会福祉
  • 環境問題等
  • その他

このとおり、政治・経済・社会の対策は至難の業です。頑張って学習期間を費やしたからといって、奏功するとは限りません。

ということで、行政書士試験の一般知識を突破するためには、以下の2分野に限定して攻略するのが正攻法となります。

  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

何が出題されるかわからない一般知識ですが、上記の2分野については、ある程度は出題される内容が決まっているのです。

情報通信は?

情報通信からはIT用語などが出ることが多いです。僕が受験していた頃は、「IOT」とか「クラウドコンピューティング」などが出題されました。普段からパソコンに親しんでいれば、とくに神経質になることもないでしょう。

総務省の情報通信白書にはIT用語解説のページがあります。参考にしてみてください。

個人情報保護は?

個人情報保護については、個人情報保護法行政機関個人情報保護法から出題されることが多いです。ネットで検索すれば条文が出てくると思います。印刷して目を通しておくと心強いです。

僕は条文をネットで調べてA4で印刷し、いつも身に付けて勉強していました。

文章理解は?

文章理解については、長文を読んでの穴埋め問題、並べ替え問題などが多く出題されます。文章理解は決まって3問出題されますが、得点源となるため、絶対に落とせません。

それでは、ここでもう一度一般知識の配点と合格基準点をご覧ください。

  • 一般知識等(5肢択一)14問(56点)
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者

上記のとおり、一般知識は14問中6問を正解できれば合格です。

これは僕の見解ですが、次のように得点できると安心かなと思います。

  • 情報通信・個人情報保護・・・2問
  • 文章理解・・・2問
  • 政治・経済・社会・・・2問

既に説明したとおり、情報通信・個人情報保護と文章理解は満点をとるつもりで挑んでください。とはいえ1問は間違えたと仮定して2問ずつ。あとは政治・経済・社会のどこかで2問なんとか正解できれば合格です。

じゃあ、情報通信・個人情報保護、文章理解の対策はどうやればいいの?となりますよね。おすすめの過去問題集を次でご紹介します。

行政書士試験の一般知識を抑える!【おすすめ過去問】

行政書士試験の一般知識対策としておすすめの過去問題集をご紹介します。

2019年版出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 2 一般知識編【過去10年分】
2019年版出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 2 一般知識編【過去10年分】 (出る順行政書士シリーズ)

2019年版出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 2 一般知識編【過去10年分】 (出る順行政書士シリーズ)

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僕がこの本を購入した理由は、Amazonでの評価、口コミが良かったためです。

そして実際に反復学習をしていく中で好印象だった点を以下に記載します。

  • 過去10年分の本試験問題が収録されており、肢ごとに詳しい解説があり、わかりやすい
  • 問題ごとに「重要度(ABCの3つ)」があり、優先的に解く問題、そうでない問題の区別が可能
  • 複雑な問題には、ワンポイントアドバイスがあり、理解を助ける
  • コンパクトサイズなので、持ち運びに便利

この問題集で、情報通信・個人情報保護と文章理解を徹底的に鍛えると良いでしょう。これだけでも本試験はかなり落ち着いて臨むことができるはずです。

本試験まで余力があれば、残りの政治・経済・社会の問題についても一通り解き、解説を読んでおけば良いでしょう。

情報通信・個人情報保護や文章理解については、一通りで終わらず、できれば何周も復習しましょう。

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記事執筆時点(2019年4月時点)では請求可能ですが、正直いつまで請求できるのかはわかりません。早めに請求しておきましょう。

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行政書士試験の一般知識を予想できるか?

法令科目のように、一般知識もある程度予想できないものか・・・このように思うのは当然ですよね。

LECやTACなどの資格学校で開催している全国公開模試や予想模試などを申し込んで解いておくと、もしかすると心強いかもしれません。

模試の解説の中で、場合によってはヤマあてをしてくれる場合があるからです。

僕も本試験の前には予想模試や公開模試を受けていました。

【2019】行政書士試験の対策!おすすめ模擬試験(模試)【学校+市販】

行政書士試験の一般知識にはこんな問題が出た!

僕が合格した平成29年度の試験に出題された一般知識問題について以下に示します。

実際の問題内容、解答を見たい方は、Googleで[平成29年 行政書士試験 問題]などと検索すればヒットします。

  • 各国の政治指導者について(政治)
  • 日本の公的年金制度について(社会)
  • 最近の日本の農業政策について(政治)
  • ビットコインについて(経済)
  • 度量衡について(社会)
  • 消費者問題・消費者保護について(社会)
  • 小説家・山崎豊子の著作について(社会)
  • クラウドコンピューティングについて(情報通信)
  • 日本の著作権について(その他法令)
  • 情報技術(ワーム、クッキー、トロイの木馬など)について(情報通信)
  • 情報公開法制と個人情報保護法制(個人情報保護)
  • 文章理解(長文穴埋め、単語穴埋め、並び替え)3問

政治・経済・社会ですが、普段からテレビのニュースや新聞を読んでいれば解ける問題も中にはあります。

このとおり政治・経済・社会の対策は困難なことがご理解いただけると思います。なのでここに時間を割くのは得策ではありませんね。

まとめ

行政書士試験の足切りである一般知識の対策について解説してきました。得点すべきは情報通信・個人情報保護と文章理解です。ご紹介した過去問を周回して、満点をとるつもりで臨みましょう。