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情報学部に興味ある学生『大学は情報学部を希望しています。 僕は文系なのですが、大丈夫でしょうか? また、情報学部での講義内容や就職先、アルバイトなど教えてほしいです。』 |
こんな疑問にお答えします。
- 情報学部は文系学生でもやっていけるのか
- 情報学部での講義内容(必修科目、選択科目)
- 情報学部の就職先
- 情報学部でアルバイトは可能か
僕は大学は情報学部だったのですが、高校で文系だった学生もけっこういました。
なので、文系出身でも情報学部狙いは全然OKかと。
コンピュータ操作は今の時代必須ですし、プログラミングとかも今後需要あるので、本当にお勧めです。#大学 #文系 #情報学部 #プログラミング学習
— たかじん (@Takajin_092) November 9, 2019
目次
【結論】情報学部は文系でも大丈夫です。大学の講義内容+就職先など解説
次に示すような学習・体験をしてみたいのであれば、情報学部に進学されることをお勧めします。
- パソコンの使い方を詳しく知りたい
- プログラミングに挑戦してみたい
- コンピューターの世界を覗いてみたい
- メールやエクセル、ワードの使い方を覚えたい
でも、中には次のような心配を抱えている方もきっと多いでしょう。
高校までは文系だったので、情報学部でやっていけるか不安・・・
僕は情報学部+大学院で6年間、情報学を学んできましたが、断言します。文系学生であっても、情報学部で十分やっていけます。まったく心配はありません。
この記事では、情報学部での講義内容や、主な就職先などを体験談からご紹介していきます。
情報学部は文系と理系で差が出る?【大丈夫です】
情報学部というと、入学試験でも理系試験であることからして、理系でないと問題あるのではないかと思われる方も多いでしょう。
僕の受験生時代を思い出しても、センター試験は数学、化学・物理、英語、国語(現代文)などが試験範囲であったと思います。そして大学の前期選抜は数学と英語の2科目でした。
ですが、大学へ入学してしまえば、正直理系とか文系とかあまり関係なくなります。僕が入学した大学ではそうでした。
コンピューターの使い方やプログラミング、メールの出し方、タイピングの方法などはゼロから教えてもらえますし、この点に関しては理系と文系でまったく差は出ません。
僕の印象では、文系だからといって講義についていけなくなる、単位を落とすなんてことはなかったと思います。むしろ、理系でもサボり気味で怠けている学生の方が取り残されていました。
文系でも好成績を収め、一流企業へ就職した仲間をたくさん知っています。反対に、理系でも途中から大学に来なくなり、単位を落として留年した仲間も知っています。
学問や技術なんてものは後から頑張ればいくらでもカバーできます。そのため、入学前から理系、文系で悩むのは、あまり意味ないです。
大切なのは本人のやる気だけです。
文系学生が気になる情報学部のあれこれ【講義内容・就職先】
ここからは文系学生が気になるであろう、情報学部での講義内容や就職先についてお話しします。
情報学部の講義内容:文系でも付いていけるか?
情報学部だからといって、なにもすべての講義がコンピューターやプログラミングに関することではありません。色々な講義があって、必修科目以外は好きな科目を選択して受講することも可能です。
隠しても仕方ないのでお伝えしますが、僕は静岡大学の情報学部に入学しました。学部で4年間、大学院で2年間の間、情報学を専攻してきました。
静大の情報学部では、僕がいた当時は次のような体系でした。覚えている範囲でご紹介します。
必修科目
- プログラミング(C言語)
- アルゴリズム
- コンピューター系(使い方、メール、セキュリティなど)
- 数学系(微分・積分や線形代数など)
- 外国語系
- ソフトウェア実験、ハードウェア実験
選択科目
- プログラミング(Javaなど)
- 英語系
- 認知科学
- 画像処理
- 音楽に関するもの
ちょっと記憶が曖昧になっていますが、まあ大体上のような感じでした。
必修と選択という枠組みがあって、情報学部として重要なコンピューターやプログラミングに関する講義は必修に入ります。英語やその他情報関係に関する講義は選択に入ります。
選択科目はかなりの種類があったので、自分の好きな中から選ぶことができます。地球環境や健康などに関するものもあったような・・・
必修科目を落とすと留年に…
必修科目とは、絶対に落としてはいけない大変重要な講義です。この必修科目の単位を落とした場合、下手すると留年ということもあります。
僕の経験上、普通に(真面目に)講義を受講していれば、基本的に単位を落とすようなことはありません。単位を落としていた人は、たいてい遊んでいるか、不真面目で大学に来ない人でした。
情報学部の就職先:文系でも内定がもらえるか?
情報学部に入学した場合の就職先について、僕が知っている範囲でご紹介します。次のような業界がメインでした。
- 富士通グループ
- 三菱電機グループ
- 東芝グループ
- 日立グループ
- 京セラグループ
- キャノングループ
- ローランド
- その他IT企業
上記はあくまで僕が知っている範囲です。実際にはもっと色々な企業に就職していると思います。
大手企業には必ずIT部門があります。コンピューターでプログラミングをやったり、自社のシステム開発、管理、運用を行う部門です。情報学部生はそうした部門に就職していくわけです。
大手企業でも、中には大学から推薦書を書いてもらえる企業もあるので、自由応募で行くよりもずっと内定確率が上がります。
結論としては、やはりIT企業から内定をもらう学生が多かったように思います。つまりは、情報学部から地方銀行などに就職するような学生はまずいませんでした。

文系出身でも、情報学をしっかり学習すれば、上記のような大手企業から内定をもらうことも十分可能です。
文系でも輝ける!情報学部のある大学【おすすめ】
母校だからというわけではありませんが、僕は静大の情報学部をお勧めしたいです。理由は、とっても貴重な経験ができるためです。
上でご紹介した静大の講義内容で、必修科目に以下の講義がありましたね。
- ソフトウェア実験
- ハードウェア実験
僕が卒業したのがもう10年くらい前なので(2019年時点)、今はもう名前が変わっているか、講義体系すら変わっているかもしれませんが、とっても有意義な学習ができる講義でした。
ソフトウェア実験では、C言語を使ってなんとコンパイラを自作します。字句解析、構文解析などの処理をすべて自作し、最終的にC言語のコンパイルを目指します。
ハードウェア実験では、CADを使ってCPUの自作をしました。これにより、コンピューター内部で演算が行われる過程を学習することができます。

これから情報学を学習される方にとっては、ちんぷんかんぷんだと思います(すみません)。ですが、とにかく難しい貴重な講義であるということです。
当時の教授いわく、情報学部でここまで学べる大学は少ないとのことでした。
あれから何年も経っていますが、いずれにしても静大の情報学部で有意義な学習ができることに変わりはありません。
おまけ:情報学部の大学でアルバイトはやっていける?
ここまでご説明してきた内容から判断するに、きっとかなり大変で忙しいのだろうか?とお思いの方も多いでしょう。
ですが、僕含め、ほとんどの学生さんたちはアルバイトをしていましたね。それでいてしっかり単位も取得し、留年もしていませんでした。
アルバイトをしたからといって、忙しくて単位がとれなくなる、なんてことは全くありません。心配不要です。
ですが、毎日何時間もアルバイトをしていて勉強している時間がまったく確保できないなんて生活は避けたいです。留年してしまっては元も子もありません。1年でも早く卒業して就職した方がよっぽと稼げるでしょう。
僕含め、多くの学生が学習塾の講師としてアルバイトしていました。時給も高いのと、まさに受験で学んできた数学や英語なので、教えやすいためです。
塾講師のアルバイトが稼げることについては、「【稼ぐコツ】大学生のアルバイトは塾講師が最強です。月収〇十万いった話」でお話ししています。
他にはコンビニでアルバイトしている学生や、マックで働く学生もいましたね。
思うに、大学とは社会経験を積む場でもあります。ですので、学業と両立できる範囲でアルバイトなどの社会経験を積んでおくこともまたおすすめです。
まとめ
情報学部は文系でもやっていけるのか、情報学部の講義内容、主な就職先、アルバイトはできるのか、などをお話ししてきました。
情報学部に限ったことではありませんが、文系と理系で向き不向きはありません。やりたいと思ったら、一生懸命チャレンジしてみるのが一番です。
大学ぼっちだけは避けるべき話
大学でぼっちだと、最悪は留年する危険性があります。くわしくは「大学で「ぼっち」は絶対に回避すべきです!すべて理由あり(経験談)」をどうぞ。