僕が中学生の頃に受けたいじめの経験と、僕の母がとってくれた行動から、いじめ解決への道すじを解説していきます。

親の視点から子のいじめを認識する方法、その後の解決策を、経験談から解説するので、いじめ対策として有効と考えています。

この記事でわかること
  • いじめられやすい子に共通する10の特徴
  • 我が子をいじめから守る対応・対策【予防編・解決編】
  • 子が自らいじめを解決する方法【僕の経験談】

時間との勝負:いじめは早期発見が命です

まず大前提として、いじめは早期発見が命です。発見が遅れると、子どもが心身ともにボロボロとなり、心に大きなダメージを受けてしまいます。

発見が遅れると、多くの場合、登校拒否や引きこもりにつながります。最悪は誰にも相談できず自殺、なんていう事態にもなりかねません。

この記事では、親御さんの立場から、子のいじめを認識・発見する方法、その後の解決方法をできる限り解説しています。

いじめられやすい子に共通する10の特徴【いじめの原因】

僕の学生生活を通した経験談から、いじめられやすい子が持つ特徴10個を解説します。以下の特徴に当てはまる子は注意が必要です。

  • クラスの他の生徒と違う
  • 不潔にしている
  • 乱暴・悪口を言う
  • やたらと正義感が強い
  • 学校を休む頻度が多い
  • 付き合いが悪い
  • 転校生である
  • 無口、シャイで人と関わらない
  • 障害がある
  • 虚言癖がある

これらに共通する点として、人より目立っているということです。たとえば正義感が強いことは立派なことですが、学校では真逆です。

人より目立ってしまうことで、いじめの原因となります。

良くないことは人間として当然改善していく必要があります。障害などは改善が困難ですが、以降で解説していく対策を十分検討してみてください。

我が子をいじめから守る!親ができる対応・対策【予防編・解決編】

我が子をいじめから守る方法として、ご両親にできることは確かに存在します。

実際、僕の母は僕の小学校、中学校でのいじめ解決にとっても一生懸命になってくれました。結果、解決できたいじめがあります。

親にできるいじめへの対応・対策として、予防編解決編があります。それぞれについて詳しく紹介していきます。

予防編:特徴10への対策を徹底

上でご紹介した、いじめられやすい特徴10個について、お子さんに該当しないかチェックしてください。そして該当する可能性のあるものは、それが事前に改善できないかそれとなくフォローしてあげてください

もちろん10個の特徴の中には改善が困難、または不可能なものまで含まれています。そういう特徴に関しては仕方ないので、見守ることに徹してください。

以下、10個の特徴ごとに親ができる解決策をご紹介します。

クラスの他の生徒と違う

普段からお子さんと会話をし、その中で他のお子さんの情報を聞き出してください。そして我が子と何か違う点があれば、それが同じ方向へ持っていけないかを考えてください。

不潔にしている

清潔になるよう慣れさせるしかないです。不潔は病気の原因ともなるので。髪の毛が長すぎる、爪が長い、衣服が汚れている、歯を磨かないなど、不潔要素は徹底的に廃除してください。

乱暴・悪口を言う

これは絶対に更生させましょう。最悪の場合、加害者になる危険があります。一度しっかり向き合って、自分がされて嫌なことは人にもしないことを叩きこむと良いかと。

やたらと正義感が強い

正しい行動が「いじめ」を招くこともあります。あまり目立った行動をとらないよう、それとなく忠告してあげてください。そのときは、「お前は正しく立派だが、それが原因でいじめられることもある」ということを伝えると良いです。

学校を休む頻度が多い

病気なら仕方ないですが、怠け癖がないか判断してください。休んでいる間に悪口が広がっているというパターンを何度も経験しています。

付き合いが悪い

お子さんが遊びに出かけられるときはフォローしてあげてください。活動的な子と理解されれば、いじめられる可能性は低くなります。

転校生である

転校とはそれだけで目立ってしまいます。極力転校しなくて済む方法を考えてあげると良いです。

無口、シャイで人と関わらない

家庭内でも会話を多くする、親戚の同年代の子と接点を持たせる、ボランティア活動に参加させるなど、人と関わる環境を日常的に作ってあげると良いです。

障害がある

障害は残念ながら改善できないものも多いです。ここまで挙げてきた対応・対策をできるだけ実行してあげ、あとはとにかく見守ってあげてください。

虚言癖がある

これも絶対に更生させてあげてください。自分がされて嫌なことは人にもしない。これを徹底させましょう。当然ですが、親も子に対して嘘などつかないようにしましょう。親がついているから自分もOKという認識を持たせる恐れがあります。

解決編①:親がいじめを認識する5つの手段

これは既に始まってしまっているいじめを解決するための対応となります。そのためには、まずいじめの存在に気が付かなくてはなりません。

ではお子さんのいじめにどうやって気づけば良いのでしょうか。僕の母が僕の知らないところで行っていた実話からご紹介していきます。

具体的には、以下を徹底してください。

  • 子どもの教科書、カバン、筆箱などの中身は毎日チェック
  • 子どもの体に怪我や汚れがないか毎日チェック
  • 子どもの様子が普段と違うか毎日チェック
  • 友達が遊びに来てるときの様子をチェック
  • 参観会、運動会などで保護者同士の会話をチェック

それぞれについて深掘りして解説していきます。

子どもの教科書、体操服、カバン、筆箱などの中身は毎日チェック

子どもが学校に持っていく教科書やカバンの中身、筆箱の中などは必ずチェックしてください。

教科書には落書きやペンで悪戯された跡がないかチェックします。体操服の上着、ズボンには運動靴で蹴られた跡がないかチェックしてください。砂の跡がつくので、容易に判断できるはずです。

カバンの中に砂利が入っていたり、「バカ!」のような悪戯書きがないかも見ます。筆箱の中は鉛筆が折られていないかチェックしてください。

これらの確認行為はかなり効果的です。いじめがあると、まずこういう部分に現れる傾向があります。僕の母もこれで僕のいじめを何度か言い当てました。

子どもが自分から相談してくるタイプではない場合、こういう裏作業で気づくことができます。

子どもの体に怪我や汚れがないか毎日チェック

子どもが学校で直接的に暴力を受けている場合、足や腕に傷ができているはずです。風呂上りの着替えのときなど、それとなく確認してください。子どもが執拗に体を見せたがらない場合、逆にいじめを疑ってみると良いです。

子どもの様子が普段と違うか毎日チェック

学校から帰ってきた子どもの様子が普段と違わないかチェックしてください。いつもは元気よく「ただいま!」と言うのに、その日だけ無言だった、機嫌が悪かったという場合、学校で嫌なことがあったことは明白です。

それが何なのかを特定する必要があります。しっかりと相談にのってあげてください。

友達が遊びに来てるときの様子をチェック

怖いことに、学校ではいじめてきている連中が遊びに来ることもあります。親からしたら、家まで遊びに来てくれているので仲が良いと思いがちですが、そうでもないこともあります。

なので、自宅まで遊びに来ている場合は、会話の内容をこっそり聴いてみるのも有効です。上下関係がある、ゲームなどを貸すよう強要されている、、これらはいじめの可能性が大です。

参観会、運動会などで保護者同士の会話をチェック

参観会や運動会は保護者が学校に集まる機会ですね。ここでやってほしいのが、それとなく他の保護者同士の会話を聴いてみてください。

保護者同士で我が子の悪口を言っている可能性があります。親の派閥を確認することで、子の派閥もなんとなく見えてくるものです。

解決編②:いじめを認識した後の対策5つ

上で紹介した5つの事項によりいじめを親が認識したとします。あとはいじめをなんとかして解決していくことになります。

ここでは親ができる子どものいじめ解決策をご紹介していきます。具体的には、以下の方法が有効です。

  • いじめを目撃した場合はその場で叱る
  • いじめの証拠をもって担任に連絡する
  • クラスメイトを装って担任に手紙を出す
  • 親が常に側にいることを子に伝える
  • 転校する、休学させる

以下、さらに深掘りして解説していきます。

いじめを目撃した場合はその場で叱る

参観会や運動会などで、親が学校に子の様子を見に行く機会はあります。そういう場でいじめの瞬間を目撃した場合、その場で加害者を注意、叱ると良いです。

とはいえ、しっかりと事の顛末を観察し、明らかに相手が悪いと認識した上での話です。

もしくは、その場で担任の先生、または側にいた先生を呼び、目の前で注意してもらう方法もあります。

いじめの証拠をもって担任に連絡する

「解決編①:親がいじめを認識する5つの手段」でいじめの証拠をいくつか回収できていれば、それをもって直接学校へ乗り込みましょう。

さすがに証拠があれば、気のせい、考えすぎでは通りません。いじめが発展して法的措置を考える場合にも、物的証拠はかなり有効なので、大切に保管しておくと良いです。

スマホで写真をとっておくなどしてデータ化しておくと良いです。

クラスメイトを装って担任に手紙を出す

ちょっと特殊な方法ですが、こんな方法もあります。

いじめ被害者の保護者からの連絡というスタンスではなく、クラスでいじめを目撃したクラスメイトというスタンスで手紙を書き、学校宛に送るのです。

クラスメイトであれば日常的にいじめを目撃できる立場にあります。当然手紙は匿名で出します。例えば、次のような内容で送るのが良いかと。

〇年〇組の生徒です。同じクラスの〇〇さんがいつも同じクラスの××君にいじめられています。怖くて私は何も言えないですが、ちょっといじめが酷くて可哀想です。先生、〇〇さんを助けてあげてください。お願いします。

上のような手紙を匿名で出します。

よっぽど学校がおかしくなければ、問題として取り上げるはずです。これは僕の母が僕のためにやってくれた方法なのですが、その当時は手紙を郵便で送ったそうです。

親が常に側にいることを子に伝える

一番大切なことは、親がいつでも子の見方であること、側にいて守ってあげることを子に直接伝えてあげることです。子の気持ちを強くいさせるためにも効果的です。

いじめで逃げ場がなくなった子は最悪自殺を考えることもあります。そのためにも、とにかく日ごろからコミュニケーションを絶やさないでください。

転校する、休学させる

これは最終手段です。学校側に言ってもいじめが解決しない、子と真剣に話し合っても、子がどうしても学校に行きたがらない。そんな場合は、転校もしくは休学を考えましょう。

いじめを我慢させ続け、学校に行かせる行為は自殺を助長します。絶対に避けてください。

今は学校に行かずとも家で勉強し、資格をとることで将来が安定する世の中でもあります。学校に行くことだけが人生ではないです。

ただ、これは子と真剣に向き合って話して決めることです。

経験談:子が自らいじめを解決する方法

これは中学生時代の僕が、自らいじめを解決した方法です。

僕は中学へ転校組で入ったので、それが原因で中1でいじめを受けました。1学期は何もできず、ただいじめに耐えているだけでしたが、2学期からは自分を強くしようと思い、次の行動をとりました。

  • 髪を短くし、ワックスで立たせて登校した
  • 勉強を頑張り、好成績を修めた

この2つです。

まず前髪だらんだった陰気キャラをやめ、髪を短く切り、ワックスで立たせて登校しました。普段から先生にいじめを相談していたので、先生も理解を示してくれました。

また勉強を頑張り、好成績を修め、先生方から認められるように努力しました。結果、相談すると必ず僕の見方をしてくれるようになりました。

自分を強く見せるというのは弱肉強食の世の中ではとっても大切なことです。参考になるかわかりませんが、やってみる価値はあるかと。

くわしくは「中学生の辛いイジメの対処法|僕が自力で解決できた2つの方法を紹介」で解説しています。

子どもは自分から親に相談しにくいです⇒親が率先して行動を!

大切なことですが、子どもが自分からいじめを相談してくるのを待つような行為だけは止めてください。理由は、次のような子がいるからです。

  • 親に心配をかけたくなく、いじめを言い出しづらい
  • 負けず嫌いでいじめを認めたくない

男女ともにこのような性格の場合、親にいじめを相談しないことがあります。最悪、手が付けられないほどのいじめに発展し、子も心身ともにボロボロになって初めて相談するような事態になります。

最後に相談してくれればよいですが、相談しないまま自殺なんてことも考えられます。

なので、子から打ち明けてくれるのを待つようなことはせず、この記事でご説明したような方法でいじめに気付いてあげ、親自らが行動してほしいと思います。

まとめ

中学生のいじめを親が認識する方法、認識した後の解決策について解説してきました。いずれも実際にいじめを受けてきた僕と、頭を悩ませて解決してくれた母がとった行動という経験談からのお話となります。ある程度の効果はあるはずなので、ぜひ参考にしてみてください。