- 批判の数々…
- 「その仕事じゃ儲からないでしょ…」
- 「それじゃあ友達できないよ!」
- 「絶対できないって思ったわ!だって~~だろ?」
こんな感じで人の批判ばかりしてくる人って沢山いますよね。関係ない他人ならスルーして終了ですが、そうもいかない関係だと困りものです。
そもそも何で人の批判をするのか、そして批判ばかりする人とどう付き合っていけばいいのか、解説していきます。
- 批判ばかりする人の8つの心理
- 批判家につかまった!上手い切り抜け方7つ
- 批判ばかりする人は人生で損している2つの理由
- 好感をもたれる正しい批判の仕方
そこまで言う?批判ばかりする人の8つの心理
”心理”とは心の働きのことです。
普段から人の批判ばかりする人は、どのような心理で批判しているのでしょうか。批判ばかりする人とうまく付き合っていくためにも、まずはその心の働きを知っていた方が良さそうです。
ということで、批判ばかりする人の心理について8つまとめましたので、ご覧ください。
失敗したときに勝ち誇りたい
相手が何か行動を起こそうとしているときに、事前にたくさん批判をしておきます。
- 絶対やめた方がいいって!俺は失敗すると思うけどな。
- いやぁ、その考え方はダメでしょ。
- う~ん、悪いとは言わないけど、ぶっちゃけ微妙じゃね?
まさにこんな感じ。
それで相手が行動をし終わってその成果を聞き出します。
「で?どうだった?どうだった?」
まさに興味津々です。
何事も100%成功ということは起こらないので、失敗することもあります。すると、次のように言うわけですね。
だから言ったじゃん!止めた方がいいって!俺の言ったとおりだろ?
結局、あらかじめ批判しておけば、実際に失敗したときに「自分の考えが正しかった」と胸を張れるので、とりあえず批判しておくわけです。
冷静に分析した結果、それは良くないと伝え、さらにアドバイスでもくれたのなら納得できますが、ただ無意味に批判して、結果だけ聞いて「ほら見たことか!」と勝ち誇られてもなぁ、、という感じではあります。
自分は頭が良い人間アピール
TwitterとかSNSでよく見るのが、自分は頭が良い人間アピールをしている批判ですね。知名度が高い人や自論を展開している人に対して、難しい言葉を使って一生懸命に食いついて批判しています。
論理的に批判できると、「いいね」なんかも集められたりするので、それが嬉しくて批判しまくります。
一番見ていて嫌だなと思ったのが、Yahoo知恵袋のようなQAサイトでの批判です。困っている人が法律相談とか知恵袋ですると、こぞってバカにしたりする人が出てきます。
- 「そういう質問は知恵袋でするな!バカ?」
- 「そんなこともわからないで質問するな!」
酷い回答者だと、「私はバカには正直にバカと言います。」と公言している人もいるくらい。。
ならわざわざ貴重な時間を使って回答しなくていいのに、、なんて思ってしまいます。
結局批判したいがために、わざわざ時間を割いて質問を巡回し、自分好みの困ってそうな質問を見つけると、頑張って批判しているわけですね。
自分の意見に同調してほしい
相手の意見が自分と異なっていると、それをどうしても自分と同じ意見に傾けたくて、批判をしてしまうケースです。おそらく相手をコントロールしたい人、独占欲が強い人に比較的見られる傾向かと思います。
炎上させたい
最近だとSNSでわざと炎上をあびて、注目してもらうことで知名度を稼ごうとする人たちがいます。そのため、わざと有名人の批判ばかりしたり、悲しい事件が起こった時にあえて被害者側を叩いたりします。
僕が思うに、こういうタイプの批判って、本当に状況を観察して、知識を蓄え、論理的に批判していかないと、すぐ頭の回転が速い人に論破されて散っていくケースが多いかと。
あと、犠牲者が出ているようなケースまで加害者の肩を持つような炎上狙いの人がたまにいますが、さすがに見ていて不愉快にさせられることもありますね。
嫉妬
アイドルや芸能人に対して多い批判のタイプです。相手の容姿や才能に嫉妬して、何の根拠もない批判を繰り返します。これは批判というより、根も葉もないただの嫌がらせになるかと。
批判しないと負けた気がする(自己防衛)
相手が正しいことは理解している、、でもそれを認めてしまうと、なんだか自分が負けた気分になる、、それだけは嫌だ。そうだ、批判をしてやる!というケースです。
相手の考え方であったり、ビジネス展開であったり、どれをとっても自分の先を進んでいて、自分はそこに焦燥感を感じています。つまり焦ってイライラしているわけです。
このまま批判しないでおくと、なんか気持ちが悪く、物事が手に付かない、、それならいっそのこと批判しておこう。こんな心理が働いているかと。
ただのストレス解消
相手が正しいか誤っているかなんてどうでもいいから、ストレス解消するために批判ばかりする人もいますよね。そういう人に共通しているのが、批判の内容に一貫性がないことです。
この前はああ言って批判してきたのに、今度は違う批判をしてきた、、なんて具合です。当然人から好かれるような人生を歩むことは難しいかと。
単純にその人が嫌い
他の人には批判しないのに、なぜか自分のときだけ批判してくる、、という経験がある方もいるのでは?僕が実際に経験したケースです。
相手は小学校時代の教員だったのですが、なぜか身に覚えがなく嫌われていたらしく、僕が授業で発表するときだけ批判をしてきたり、意味もなく追及してきたりとさんざんでしたね。

その先生は当時24歳でしたが、今の僕より年下だったのか、、と思うと微妙な感覚です。
批判家につかまった!上手くかわす7つの対処方法
職場、プライベートなどで、つい批判ばかりする人(批判家)につかまってしまった、という非常事態を想定して、どうすれば上手く切り抜けられるか7つの方法をご紹介していきます。

当然ですがこちらも強気で応酬すると相手もヒートアップして収集がつかなくなるので、それだけは避けていきます。
相手の批判を一通り聞いてあげて満足させる
どんな人間も、自分の言いたいことを真剣に聞いてくれると心地が良いものです。それは批判家であっても同じかと思います。
ほかには、批判する人は言いたいことだけ一通り言って満足してしまうケースもあります。なので、まずは相手の言いたいことを一通り聞いてあげ、満足させてあげることも大切です。
注意したいのは、黙って聞いているだけではダメです。適度に相槌を打って、しっかり聴いているアピールはしましょう。
人それぞれ「生き方・考え方」は違うと説明する
相手の批判はごもっともですが、それも1つの考え方です。当然自分にも自分なりの考え方がありますし、これは千差万別です。
なので、そもそも自分の考え方を他人に押し付ける行為自体がどうなのかな、、という感じです。
そういう相手には、次のように言ってみてはいかがでしょうか。
ここで注意したいのが、相手の意見も肯定してあげることです。その上で、自分の意見は…と続けます。こうすると、相手も悪い気がしないので、引いてくれることが多いです。
不愉快な批判には大人として冷静に対応する
批判の中に「バカ」とか「死ね」という言葉が含まれているような、不愉快になる批判をしてくる人に対しては、あえて大人の対応をすると良いです。
ポイントは、そんな幼稚な批判をしてくる方は精神的に成熟していないので、慈愛の気持ちで大人として導いてあげる感覚です。
次のように返してあげると良いかと。
こんな返しをされたら、恥ずかしくなって引っ込んでいくと思います。
批判してくれて「ありがとう」と感謝する
批判の内容が的を射ていれば、むしろ感謝してみるのもアリかと。誰でも批判を受ければ気持ちが良くないものですが、自分のためになる批判が一部でもあれば、そこは吸収して今後に活かすべきですからね。
相手がお客様の場合や、会社の上司の場合にはこの方法がおすすめです。次のように返しましょう。
こう切り返せば、相手も悪い気がしないので、落ち着いてくれるかと。
逆に相手を褒め殺しにする
批判ばかりしてきて本当にうっとおしい人に対しては、むしろ褒め殺しにするという裏技があります。例えば、次のような感じ。
- 〇〇さんって本当に的確なアドバイスをされますね。
- 〇〇さんのご批判にはいつも助けられています。
- そういう指摘ができるからこそ、信頼されているのですね。
とにかく相手を褒めましょう。人は好意を持たれているな、と感じる相手には冷たくできないものです。
完全スルー(無視)する
根も葉もない批判、嫌がらせに対しては完全スルーで良いかと。
まったく吸収できるものがありませんし、相手もそれを自覚しているはずなので、わざわざ貴重な時間を相手に割く必要はありません。あまりに酷い場合には、警察に相談しましょう。
芸能人やアイドルへの嫌がらせといったパターンが多いですね。
ではどうしたら良いのか意見を仰ぐ
何の提案もなく、ただ批判ばかりしてくる相手に対しては、「ならどうしたらいいのか?」と詰め寄ってみるのも手です。
批判をしてくるということは、当然解決策を提示するべきだからです。解決策がないなら批判もするべきではないかと。
批判ばかりすると人生損する理由
批判ばかりしている人って、かなり人生を損していると僕は考えます。可哀想なくらいに。その理由は以下の2つです。
- 批判ばかりしていると周りから孤立する
- 批判仲間が集まってお互い消耗する
批判ばかりしていると周りから孤立する
まず、批判されるのを好む人間なんてまずいません。誰でも応援してほしかったり、自分の正しさを肯定して安心させてほしいものです。批判するなら、せめてアドバイスがほしいです。
けれど批判するだけで何の助言もなければ、当然周りから孤立していきます。誰も批判ばかりする人と仲良くしたくありませんからね。
年を重ねたら、周りに友人が誰もいなかった、、なんて辛すぎではありませんか?
批判仲間が集まってお互い消耗する
類は友を呼ぶという言葉があるとおり、批判ばかりする人の周りには、同じようなタイプの人間が集まります。
集まっているだけで、完全に自分に同調してくれるわけではないので、当然自分を批判される恐れもあります。
ということで、自分が何か新しいことを始めようとすると、こぞって批判を食らうわけです。人間は仲間と高め合うことで成長していきます。お互いに批判しあっていては、そこから何も生まれず、消耗していくだけです。
人に好かれる正しい批判の方法
批判は批判でも、好感を持たれる批判の方法があります。それは次の2点を意識することです。
- 適格なアドバイスを添えた批判をする
- 批判1回に対して3回は褒める(肯定)する
ざっとこんな感じです。
人間なので、つい批判して自分の意見を主張してしまうことは誰でもあります。ですがただ批判だけで終わらせず、適格なアドバイスも付けましょう。そのアドバイスが人生経験から出たものであれば、より説得力が増し、信頼されるようになります。
そして、批判ばかりされていると、この人からは批判しかされない、、自分は嫌われているのかなと思われてしまいます。
なので、1回批判したのであれば、せめて3回くらいは相手を褒めてあげることも大切です。
普段褒めて、肯定してくれる人が批判をしてくるということは、きっと相当なことなのだろう、、と一目置かれるようになるかと。
まとめ
以上、批判ばかりする人の心理状態と対応の仕方、好感をもたれる批判の仕方をご紹介してきました。生きていれば誰かを批判することはありますし、されることもあります。でも批判だけで終わらせず、上手く立ち回ることで争いを回避することができるのです。ぜひ実践してみてください。