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ブラック企業の社員『うそ、この会社の研修、、ヤバくない!?これ絶対ブラック企業だよ。どうしよう。。』 |
ブラック企業でも企業説明会や面接の場では優しかったりするので、その企業がブラック企業かどうかなんてすぐに判断つきません。
ですが、研修の段階になって、ブラック企業かどうかを判断する方法はあります。
この記事では、こんな研修だったら、ブラック企業かも!?という特徴9つをご紹介します。
- ブラック企業にありがちな研修9パターン
- ブラック企業を円満に退職する方法
目次
ブラック企業によくある9つの研修パターン
僕の父親は日本を代表するようなブラック企業(営業:建設会社)に長年勤めていました。僕の姉もアルバイトの研修ですが、超絶ブラック研修に参加しています。
彼らから多くの話を聞き込んだので、ブラック企業によくある研修パターンをご紹介します。具体的には、次の通りです。
- 山中、お寺などで研修する
- 洗脳かってくらい長い精神論演説を聞かされる
- 社員が訴訟を起こさないよう脅してくる
- 街中でまったくの他人と名刺交換させる
- 街中で大声で挨拶させる
- 教官に人格を否定され、ボロクソ言われる
- 遅寝早起きを強制され、自由時間がない
- 恥ずかしいセリフを大声で叫ばせる
- 鬼十則を社訓にしている
それでは、深掘りして解説していきます。
山中、お寺などで研修する
ブラック企業によくあるのが、山中やお寺を使った研修で、もちろん泊りがけです。研修のお知らせを読んで、研修場所がこのような場所だった場合、注意した方が良いかと。
あとは、持参物として、運動靴とか、動きやすい恰好などと書かれていたら、そうとうハードな運動をさせられると思った方が良いです。
山道を足が棒になるまで歩かされたとか、十何キロも走らされたとか、お寺で滝行をさせられたとか、そういった話を聞いたことがあります。
研修って、普通は業務内容に特化したスキルを学ぶ場のはずです。なのに、やたら体力を使わされたり、体を鍛えさせる目的が見て取れる場合、ブラック企業かも?と疑うべきでしょう。
洗脳かってくらい長い精神論演説を聞かされる
お寺でお坊さんからやたら長い精神論演説を聞かされたら、ブラック企業を疑った方が無難かもしれません。たとえば、次のような内容です。
- 入社した会社がどれだけ凄い会社か延々と聞かされる
- 家族の大切さ、ありがたみを延々と聞かされる
- 逃げるは恥、最後まで死ぬ気でやり抜くことの大切さを延々と聞かされる
だいたいこんな感じかと。
「あなたがたの入社された会社は~~なんです。」というように会社の凄いところ、評判などを聞かされ、こんな素晴らしい会社、滅多にない!という感情を起こさせます。
そして、家族の大切さなどを延々と聞かされ、家族のためにも自分が会社を辞めるわけにはいかない、、という気持ちを持たせます。
最後に、会社のため、一度掴んだ仕事は死ぬ気で取り組むべき教えを延々と聞かされます。
上に挙げた内容はすべて精神論です。仕事は精神論だけでは成り立ちません。

過酷な状況で、恐怖を植え付けながらされる説法は、まさに洗脳に近い状況かと。
社員が訴訟を起こさないよう脅してくる
研修の途中で、次のような話を教官がし始めたら、要注意です。
「この研修を受けた社員で、研修が詐欺とかハッタリとか適当なことを言う人がいまして。。今訴訟の準備中なんですよ。」
こんな話を急にし始めたらアウトです。要は、余計なことをしたら訴える、という脅しでしょう。
既に洗脳状態にある社員に共感を求める形で訴えかけ、この研修が詐欺やハッタリではないことを共有しようとしているわけです。
街中でまったくの他人と名刺交換させる
よく聞くのがこれです。街中で、まったくの赤の他人と名刺交換させるのです。こんな形でもらった名刺など、相手からしたら即ゴミ箱行きです。社員を辱めること以外に目的がない研修なので、即アウトですね。
街中で大声で挨拶させる
これは僕の父親も研修で経験しています。街中の大通りで、ひたすら大声で挨拶をさせるのです。
「おはようございます」「ありがとうございます」のようなフレーズを、延々とさせます。
街中を歩いていると、ときどきやらされている人を見ることがあります。この研修の目的も、1つ上の名刺交換と同じで、社員を辱め、「恥」という感情をなくす(マヒさせる)ことでしょう。
こんなに恥ずかしい経験をしているので、日々の仕事も死ぬ気でやってね!という訓練かと。
教官に人格を否定され、ボロクソ言われる
某飲食店の店長研修で問題となったような、いわゆる人格否定のパターンです。
声が小さい、仕事ができないなどの理由で、ボロクソ言われます。その暴言のあまりのひどさに、泣き出す人がいるくらいです。
人間って、普通に生きていれば、そこまで酷い負の感情を向けられることはそうそうないので、脳の理解が追い付かず、茫然と立ち尽くしてしまいます。
遅寝早起きを強制され、自由時間がない
ブラック企業の泊りがけの研修でよくあるのが、遅寝早起きで、まったく自由時間がないパターンです。
朝は6時に起床し、食事時しか休憩がなく、日付が変わるまで研修を行います。ここまで酷いのはよっぽどかと思いますが、体調を崩す社員も出てきます。
恥ずかしいセリフを大声で叫ばせる
これは僕の姉がアルバイト先(不動産屋)の研修でやらされたケースです。大声で、かつ泣きながら、「お母さ~~~ん!」と何度も叫ばせるそうです。
もはや何の研修なのか意味がわかりません。泣きながら、という部分も意味不明。演劇を行う劇団の研修と間違えているのでしょうか。。

ちなみに僕の姉は体調が悪かったのですが、その研修で意識を失って倒れました。
鬼十則を社訓にしている
鬼十則ってご存知でしょうか。過去に電通社員が自殺した際に話題になりました。鬼十則を以下に引用します。
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
- 仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取組め! 小さな仕事は己を小さくする。
- 難しい仕事を狙え! そして成し遂げるところに進歩がある。
- 取組んだら放すな! 殺されても放すな! 目的を完遂するまでは...
- 周囲を引きずり回せ! 引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
- 計画を持て! 長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て! 自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ!! サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな! 摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。
(出典:https://dokugaku.info/dentuu/001dentuu.htm)
読んでみると、確かに大切なことを言っている部分も多々あります。
ただ、何度読み返しても理解できない文言もあります。
例えば、鬼十則の5番目。「殺されても放すな!」という部分。こういう時代遅れな社訓を掲げているからこそ、過労死、自殺が多いのだと頷けます。
6番目の「周囲を引きずり回せ!」という部分も悪い意味で実行している上司が多いですよね。
この鬼十則から受ける印象は、完全に従順な兵隊を育てる洗脳手段だということです。

僕の父親が務めていた会社でも、鬼十則を掲げていたそうです。実際その会社では何人も自殺、過労死が出ていたそうです。
ブラック企業かも!?今すぐ退職するべきか否か
ブラック企業かどうかなんて、ここまで解説してきたように研修の段階でだいたいわかります。
とはいえ、せっかく就職活動して入社したわけだし、家族にも会社にも迷惑をかけてしまうから辞められない、、と悩む方は非常に多いかと。
ぶっちゃけますと、早々に会社を辞めるべきです。時間が経てば経つほど辞めにくくなります。
会社も社員にお金をかけた分、辞めさせないようにするはずです。なので、辞めるなら早い段階がベストです。
会社の心配はする必要なしです。ブラックな研修をさせる会社が悪いのですから。あとは、あなた自身と家族の心配だけすればOKです。
家族だって、あなたがブラック企業にいることを良しとはしません。
ブラック企業を上手に退職する方法
ブラック企業を退職する方法としては、大きく分けて次の2パターンあるかと。
- 自分自身で退職の意志を会社側に伝える
- 退職代行サービスを利用する
ブラック企業なら、あっさり辞めていいよ~!とはならないかと。そうすると、自分自身で退職するのは手間がかかるかもしれません。
場合によっては、研修の費用を返せとか、これまでお前に投資してきたお金を返せと言ってくることも考えられます。
なので、どうしても解決できないなら、素直に退職代行サービスを利用すべきかと。

退職代行サービスは弁護士などが自分の代わりに会社と退職手続きを進めてくれるものです。自分は会社とやり取りする必要がないので、安心して退職可能です。
ブラック企業に搾取され続け、人生を消耗しながら生きるより、思い切って退職代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ブラック企業の研修によくあるパターン、ブラック企業の退職方法についてご紹介してきました。あなた自身がブラック企業だと気づかれた時点で行動しましょう。もちろん家族と相談することも大切です。
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