留年、大学中退、、そこからのニート生活。
誰だって嫌ですよね。せっかく長い受験戦争を勝ち抜き、高い入学金、授業料を払って手に入れた学歴なのに、中退によってパーになるのですから。
そんなハードモードな人生を歩まないためにも、大学を留年、中退してニートになる人の特徴をご紹介します。あわせて、大学を無事に卒業するためのポイントも解説します。
- 大学を留年・中退してニートになる人の特徴7つ
- 大学を留年・中退せず卒業するポイント4つ
目次
大学挫折で留年、中退からニートになる人の特徴7つ
大学で挫折して留年したり、さらには中退してニートになってしまう学生が少なくありません。僕の仲間にも中退⇒ニートが数名いました。仲間以外を含めるとさらに。。
ということで、大学で留年・中退からニートになりそうな人の特徴を経験談からご紹介します。
具体的には以下の7つです。
- 大学の講義を真面目に受けない:ニコ動、YouTube、ゲーム三昧
- 大学に滅多に来ない:家で寝ている/ゲームしている
- パチンコにはまっている
- 大学の仲間と麻雀ばかりやっている
- コンビニなどで夜遅くまでアルバイト
- 病気で長期間休学⇒留年
- 留年しても向上心がない

基本的には、上記7項目に該当しないように生活してください。
それぞれについて深掘りしていきます。
大学の講義を真面目に受けない:ニコ動、YouTube、ゲーム三昧
大学は単位制で、各講義ごとの単位を取得しなければ、基本的に卒業まで行けません。中には落としてもよい単位もありますがそれは少数で、必修科目の単位は1つでも落とすと即留年だったりします。
つまり、大学を本気で卒業するつもりならば、講義を真面目に受けることは当然のことなのです。
では、大学を留年する人、中退してニートになる人の共通点を挙げましょう。それは、講義の間、教授の話をまったく聞かず、自分の好きなことをやっていることです。例えば次のような作業をしている学生が多かったです。
- ニコニコ動画、YouTubeを見ている
- オンラインゲームをやっている
- ネットサーフィンをしている
こんな感じでした。
講義によってはパソコン使用禁止の場合もありますが、僕の大学では大抵の講義がパソコン持ち込み可であり、多くの学生が上記のような遊びをやってました。
当然講義の内容が頭に入らないので、試験で壊滅的な点をとり、単位を落としてしまいます。

せっかく大学に通うのだから、講義は真面目に受けましょう。遊び癖が付くとなかなか取れないので、本当にやっかいです。
大学に滅多に来ない:家で寝ている/ゲームしている
「あれ、あいつの顔、最近見ないな。。どうしだんだろ…」
こんな感じで気が付くと顔を見なくなった仲間は度々いました。それで気になって家まで押し寄せると、自宅でゲームやっているか、寝ているかの二択でしたね。
こうなるともう末期です。1つ上で挙げたケースでは遊んでいるにせよ、大学には来ています。まだ救いがあります。
でも、そもそも大学に来なくなったら、それが習慣化してしまい、最終的には大学へ行く気力をなくしてしまいます。理由は以下のとおり。
- どうせ今からじゃもう勉強についていけない
- 恥ずかしくて仲間に顔向けできない
こんな感じで、「まあいっか。留年して来年からがんばろ。。」という気持ちになってしまうのです。

留年すると、バカバカしいですが授業料がその分かかります。親に対しては本当に申し訳ない行為かと。
パチンコにはまっている
大学生になると、パチンコにはまり出す学生が増えます。理由はわかりませんが、僕の仲間にも数人いました。
人の趣味に口を出したくはないですが、僕は百害あって一利なしだと思っています。その理由は次の通り。
- 学業を放置してまでやることではない
- 必ず稼げるわけではない(だいたい散財する)
まぁ稼げる、稼げないの問題ではなく、授業料払って大学に通っているので、勉学に励んで将来に投資をするべきかと。長い目で見れば、その方がよっぽど稼げます。

「次の講義サボってパチンコ行こうぜ~!」と誘われても、「No!」と言える勇気を持ちましょう。
大学の仲間と麻雀ばかりやっている
不思議なことに、大学生になると麻雀を覚えて始める学生が増えます。僕もしょっちゅう誘われました。まぁほとんど断っていましたが。
麻雀が悪いわけではまったくありません。大学をサボって麻雀をやるのがダメなのです。
酷い学生は、わざわざ大学まで来て、講義を受けずに麻雀だけやって帰っていく、、なんていう人もいました。親が見たら泣きそうな光景かと。

「昨日麻雀で負けて1万円損したわ~」とかいう話をしている友人がいました。正直呆れましたね。働くと痛いほどわかる1万円の重み。。
コンビニなどで夜遅くまでアルバイト
アルバイトして学費を稼ぐ学生はとても偉いと思いますし、僕は尊敬します。その行動力は社会に出ても重宝されるかと。
とはいえ、夜遅くまでアルバイトするのは止めた方がいいです。コンビニなんかだと、深夜までアルバイトとか普通にあります。
理由はシンプルで、次の日に起きれないからです。
深夜バイトやって、疲れて帰宅して、そこから食事したり風呂入ったりしていると、どうしても寝るのが午前1時、2時となります。こうなると大体寝坊する人が多くなります。会社と違って、大学は必ず行かなくてはならないわけではありません。行かなくても怒る人がいないからです。
なので、これが習慣化すると、午前中の講義は休むようになったりと、学業に悪影響を及ぼします。

アルバイトをやるなら、夕方~夜がベストです。僕のおすすめは塾の講師ですね。夜10時には終わりますし、時給も高いので。
病気で長期間休学⇒留年
特別な病気で長期間まるまる休学してしまい、単位が足りずに留年、という先輩もいました。これは本人のやる気でどうにもならないので、仕方ないケースです。
とはいえ、留年は留年なので、就職活動に多少の影響は与えます。こういう意味でも、できるだけ体調管理には注意した方が良いです。

大学生になるとバイクの免許をとる学生が増えます。そして、不運にも事故にあって骨折、なんていう人が度々出ました。気を付けましょう。
留年しても向上心がない
普通の学生は、留年すると1年無駄にしたと後悔し、翌年は死にもの狂いで勉学に励みます。それが奏功して、単位を取得し、無事に卒業していきます。

入学時に先輩だった人が、いつの間にか留年していて、僕の後輩として会社に入ってきた、、ということがありました。正直対応に困ります。敬語を使うのか、ため口でいいのか。。
ですが、中には留年したにもかかわらず、バイトこそしているが、大学にやっぱり来ない、、という学生もいます。
もうこうなると、あとはよっぽどの意識改革でもしない限り中退コースです。
留年してしまうと、周りは1年下の後輩になり、大学に余計に行き辛くなることは確かです。学年が違えば講義の種類も違うので、仲間と行動を共にすることも難しくなります。
そのため、一度でも留年すると、さらに単位の取得が遠のく、、という悪循環が生じるのです。知っておくと良いかと。
大学を留年・中退せずに卒業する4つのポイント
大学を留年、中退する人の特徴を挙げたところで、今度はどうすれば大学を無事卒業できるのか、そのポイントを4つご紹介します。
と言っても、やることは当たり前のことだけです。
- 大学には毎日しっかり来る
- 講義はしっかり聞き、単位を落とさない
- 夜遅すぎるアルバイトはしない
- 良い意味で刺激になる仲間を作る
ざっとこんな感じです。
まず、当然ですが大学には毎日しっかり来ましょう。そして、どんなに退屈でも、講義は遊ばずに前を向いてメモをとりましょう。ここまでは鉄則です。
そして、アルバイトをするなら、夜遅くまでのバイトを避けること。おすすめは塾講師です。スーパーのレジなんかも多かったです。
あとは、良い意味で刺激となる仲間を持つことです。
パチンコや麻雀ばかり誘ってくるのではなく、自己啓発をしたり、資格取得を一緒に目指せるような仲間です。もしくは、講義のわからない点をお互いに相談できるような仲間がいると、単位を落として留年、中退、、ということはなくなります。

大学生活も、社会人生活も共通のこととして、良い仲間に出会えることが自分を成長させます。お互いに研鑽しあい、有益な情報交換ができるためです。反対に誘惑ばかりしてくる仲間がいると、残念ながら破滅の道へ向かいます。厳しいですが事実です。
大学を留年、中退して正社員に就職できるのか【結論:困難です】
大学を留年した場合、それが履歴書に載ります。1年のブランクが堂々と出てしまいます。当然会社の面接官も、そこの事情はくわしく聞いてきます。
もっと辛いのが中退です。就職活動の場では、大学中退とはつまり「高卒」扱いとなります。そもそも大卒以上の職種は選択肢にできません。履歴書に大学中退と書けば、「なんで中退したの?」と鋭く質問されるかと。
留年の場合も、中退の場合も、次のような立派な理由があれば問題ありません。
- 語学留学をしていた
- 病気で長期間休学したが、その後は資格をとって頑張った
上記は確かに立派な理由ですが、当然それを証明できる資料の提出が必要となるでしょう。
でも、留年、中退したことについて、もっともな理由がなければ、それだけでマイナス評価とされてしまいます。まず正社員として中途で就職するのは難しいかと。

「大学中退、ニート、フリーターでも就職できました!」なんて話をよく聞きますが、それはその人の能力も関係しますし、何より相当な努力を続けた結果です。誰でもそうなる、ということは決してないのでご注意を。
大学中退者はあなただけではない【否定:あなたの人生です】
「大学中退者はあなただけではありません。世の中に沢山います。ですので、諦めないで頑張りましょう。自分だけと悲観しないでください!」
こんな話をよく聞きます。だいたいは転職サイトの利用を勧誘するサイトだったりします。
確かに、”諦めないで努力を続ける”ことは重要です。ですが、僕は次のように考えます。
- 大学中退者はあなただけではありません
何のフォロー、説得にもなっていません。顔も知らない他人はまったく関係ないので比較したり仲間意識を持つことは無意味です。あなたの人生だからです。同じ中退者の彼らはあなたに何もしてくれません。 - 悲観しないでください
中退の理由が不真面目な理由なのであれば、むしろ悲観した方が良いかと。悲観することで、その悔しさをバネにして生きていけます。間違いは素直に認めて反省するのが成長のコツ。
厳しいことを言うようですが、もし留年、中退した理由が留学や病気などでなく、遊んでいた、講義をサボったなどの場合、十分に後悔して反省した方が良いです。でないと、次のステップには進めません。自分の何が悪かったのか、次はどうしたいのか、十分時間をとって考えてください。
中退者はいっぱいいるから大丈夫!悲観せずリクルートサイトで探せばOK、なんていう幻想は捨ててください。

そもそも留年しない、中退しない、ということが大切です。リクルートサイトの利用は本当の最終手段です。
奨学金「貸与型」を受けていた人はさらに過酷な生活が
ちなみに貸与型の奨学金を借りて大学に通っていた場合、卒業後に返済していくことになります。正社員として就職できれば、奨学金を返済していくのも難しいことではないでしょう。
ですが、奨学金を受けていた学生が中退した場合は辛い生活を送ることになります。理由は、卒業して正社員として働けていないにも関わらず、場合によってはニート、フリーターなのに、奨学金の返済をしなければならないからです。
もうこうなると悪夢でしかないです。絶対に留年、中退は回避しましょう。
まとめ:大学中退⇒ニートは絶対に回避すべきです
大学を留年、中退してニートになる人の特徴、しっかり卒業するためのポイントをご紹介してきました。
ところどころ厳しい意見を言いましたが、中退だと本当にキャリアを傷つけます。リクルートサイト、転職サイトなら留年、中退でも安心!というキャッチコピーを出しますが、あなたの人生なので、真剣に考えてください。
適当な広告に踊らされて、就職した先がブラック企業だなんて絶対に嫌ですよね。