![]() |
定年間近の会社員『はぁ~。もう60歳だ。定年後は仕事をしたくないなぁ。。でも周りは皆働いているし、、老後の貯金も心配だし、いったいどうすれば。。定年後に何か良い稼ぎ方はないかな。』 |
こんなお悩みを抱える方は多いです。
どうしても仕事が嫌なら、仕事から逃げるのもアリだと僕は考えます。その理由をこの記事で解説していきます。
さらに、誰でも挑戦できる老後の稼ぎ方(リスクなし)を記事の最後で提案させていただきます。試すかどうかはあなた次第です。
- 60歳を過ぎても仕事したい人とその理由
- やっぱり60過ぎたら仕事したくないし、甘えでもない話
- 人生100年時代!老後の生活設計と稼ぎ方の提案
目次
60歳以降でも働きたい人が意外と多い日本
まず60歳を過ぎても働きたいと思っている人、反対にもう働きたくないと思っている人はいったいどのくらいいるのでしょうか。
明治安田生活福祉研究所が実施した働き方に関する意識調査から引用させていただきます。
<調査の概要>
調査対象:全国の50~69歳の男女 6,250人
調査方法:インターネット調査
調査時期:2018年2月
調査内容:働くことへの意識調査定年後も働きたいか(下図)
(出典:明治安田生活福祉研究所HP)
この調査結果から、男性、女性ともに60歳から64歳の年齢層では、約8割が働きたいという意識を持っていることがわかります。
なぜ60歳を過ぎても働きたいのか【理由】
60歳を過ぎても働きたい理由は以下のとおりです。(一部、上記調査結果より引用)
- 日々の生計維持のため
- 生活のハリ、生きがいを持つため
- より豊かな生活をするため
- 社会とのつながりを持ちたいため
- 健康のため
- 自分の居場所を確保するため
- 家族から働く事を期待されるから
- 自分の周りの同年代が働いているから
人によって働きたい理由は様々ですね。
60歳を過ぎても働くことで、日々の生活に計画性が生まれ、だらだらすることもなくなり、生活にハリが生まれます。
さらに、通勤や移動で歩く時間も確保できるので、健康維持にも大いに役立ちます。実際、働かない休日は運動せず家でゴロゴロしてしまうこともあります。
また、定年して刺激のない隠居生活を送っていたら、認知症になってしまった、、という話も聞いたことがあります。関連性は不明ですが、やはり何かしらの刺激は必要かと。
家庭によっては、家族からいつまでも働いてほしいと望まれることもあるかと。理由は収入を得ることの他に、いつまでも元気で活力ある姿でいてほしい、ということもあります。
そうは言っても、60歳を過ぎたらやっぱり仕事したくない【本音】
60歳を過ぎても約8割の方が働きたいという意思を持っていることがわかりました。とはいえ、60歳を過ぎるとやっぱり働きたくないなぁ、、というお考えの方はいらっしゃいます。おそらく、次に該当する方にその考えが多いかと。
- 肉体的にかなりハードな職場で長年働いてきた
- 職場で辛い出来事を多く体験し、精神的にボロボロ
- 持病を抱えている
- 家族の介護をする必要があり、働けない
仕事によって難しさ、忙しさは千差万別であり、さらに肉艇的、精神的にキツイ職場も多々あります。
そのような職場で何十年も働いてきた方は、そうでない方と比べ、どうしても体や心が弱ってしまいます。これは当然のことで、誰も責めることはできないかと。
結論:60歳で仕事したくないは「甘え」ではない
世間では多くの方が60歳を超えても働いているので、「60歳で定年退職したい。。」とつぶやくと、それは甘えだよ!と叱られることがあります。ですが、ここで大切なこととして、人は人、自分は自分です。
結論として、60歳で「仕事したくない」は甘えではありません。
こう考える理由の1つに「職場での生産性」があります。
仕事したくない、体がしんどい、、このような方だと、おそらく仕事の生産性は低下します。仕事にやりがいを感じ、活力的に仕事をしている人と比較しての話です。
なので、仕事したくない環境で嫌々働くということは、会社にとっても、本人にとっても良くないです。仕事のモチベーションが低下することで、生産性が低下し、会社からの評価が下がり、最悪は降格、減給などになる恐れもあります。つまり間接的に本人のご家族にとっても良くありません。
そのため、60歳になって仕事したくない、働きたくないと考えるような仕事は辞めるべきだと僕は考えます。
働く目的:お金を稼ぐこと【仕事の内容は関係ない】
ここでちょっと初心に戻ってみましょう。長年ハードな仕事を続け、身も心もボロボロとなり、忘れてしまっているかもしれませんが、働くことの本当の目的とは「お金を稼ぐこと」ですよね。
もう少し掘り下げると、お金を稼いで家族や自分が豊かな生活を送ることです。
つまり、会社に尽くすこと、逃げたくなるような仕事をすることではありませんよね。
昔は仕事と言えば外でするものでしたが、コンピューターやインターネットが普及、進歩した今では、在宅ワークなんていう便利なものまで登場しています。
パソコン1台あれば、図書館でもカフェでも仕事ができる時代です。この波に乗らない理由がありません。なので、あまり1つの仕事だけにとらわれるのはやめましょう。
60歳で仕事したくない。甘えじゃないけど貯金が心配【人生100年時代】
60歳で仕事したくない、、これは甘えじゃないと僕はお伝えしました。理由は、仕事の生産性、働く目的を考慮した上での話です。
とはいえ、人生100年時代と言われる今、貯金が底をつく心配もしなければなりません。
健康意識の向上、医療技術の発達に伴い、100歳まで生きる方が増えてくると予想されています。昔の人と比べて、平均寿命が延びているので、その分貯金もある程度は貯えておかないと、貧しい老後生活を強いられる恐れがあります。
そのために年金があるのですが、どうやらあまり期待はできません。なので、やっぱり自分自身で貯蓄をしていくほかありません。国の政策をあてにしていない方も多くいるかと。
そのため、定年後の生活設計が必要となってくるのです。
定年後の生活設計【稼ぎ方の選択肢を提案する】
定年を迎え、やりたくない仕事から逃げることができたとします。ですが人生100年を予想して、ここからある程度の収入を確保していく必要がありますね。
一般的に考えられるのが、以下の方法です。
- 投資などの不労所得を得る
- 個人年金や企業年金を受け取る
- 確定拠出年金を受け取る
僕は投資についてはあまりお勧めできません。リスクがあるからです。年金についても生活を安定させるだけの収益が見込めるとは限りません。
なので、上記に加えて、次に挙げるような方法を考慮されてみてはいかがでしょう。
- 国家資格を取得して独立開業する
- プログラミングなどのスキルを取得してフリーランスになる
- ブログやアフィリエイトなどのネットビジネスに挑戦する
- 思い切ってユーチューバーになってみる
こんな感じです。
中には、「はぁ!?ユーチューバー?ネットビジネス?そんなの若いもんがやることだ!」と思う方もいるでしょう。ですが実際のところ、かなり年配の方も活躍されている方はいます。
僕は行政書士の資格を取得しましたが、周りは50代~70代くらいの方もたくさんいました。定年後に開業を目指す方が多い印象です。
プログラミングに関しても、スクールに通うなど集中すれば、1~2年で仕事が安定してとれるようになるかと思います。
結局は本人のやる気次第ということです。
就職活動/転職活動では年齢だけで門前払いを食らうことも普通にありますよね。ですが上に挙げたような職種だと、自分を止める者は誰もいません。自由にできて、安定した収入が稼げたら魅力的ですよね。
僕が伝えたいことは、何事も始める前から自分の可能性を否定してほしくない、ということです。
時間と場所に縛られず、安定した収入があれば、これこそ60歳を過ぎても理想的な働き方だと僕は考えます。
まとめ
60歳で仕事したくない、、という感情は普通で、決して「甘え」ではありません。世の中、他人は関係ないです。大切なのは、あなた自身がどうかです。ですが人生100年時代なので、貯金の心配は必要です。そのために、時間と場所を問わず誰でも挑戦できる仕事のジャンルをご紹介しました。参考にしてみてください。
新入社員のマナーから退職後の「稼ぎ方」まで完全解説!
これからの時代、1つの会社で人生が終わることは珍しくなっていきます。複数回の転職を経験する方も増えていくかと。そこで、新人のマナー、仕事のやり方から、仕事を辞めたい人が注意する点、退職後の稼ぎ方まで完全解説します。