SIRIUS(シリウス)のテーブル(表)内の各セルのフォントサイズを一括変更する方法をご紹介します。
- SIRIUS(シリウス)の置換機能でテーブルフォントサイズを一括変更する方法
目次
不便!SIRIUS(シリウス)のテーブルエディタでフォントサイズが一括変更できない
SIRIUS(シリウス)のテーブルエディタを使っていて不便だなぁ、と思うのが、テーブル(表)内の各セルのフォントサイズを一括変更できない点です。
シリウスのテーブルの文字サイズってデフォルト(12pt)でやや小さめに設定されているので、そのままだとかなり見にくいです。
僕はブログのフォントサイズを17px固定で書いているのですが、それに比べるとテーブルだけ文字が小さくて不自然、、という状態になってしまいます。
そのためWordPressでのテーブルのように、テーブルのセル全体をマウスで選択した状態でフォントサイズを一括変更したいのですが、シリウスだとこれができません。
つまり、図で表すと次の通りです。
テーブルエディタでテーブル内のセル全体を選択します。
すると、マウスカーソルによって選択されていたセルしかフォントサイズが変更されないのです。
上記のようにテーブル要素が少なければ1つ1つサイズ変更をしていけば良いですが、大き目のテーブルを作ろうとなると、ちょっとストレスが溜まります。
解決策:SIRIUSシリウスの置換機能を使ってフォントサイズを一括変換
完全に自動化して1回の操作というわけにはいきませんが、ある程度自動化して目的のセルを一括でフォントサイズを変更する方法をご紹介します。それはシリウスの置換機能を利用します。
置換機能って何?
置換とは、文字通り「置き換える」という意味です。例えば、次のように置換を実施するとします。
置換前の文字列:すき焼き
置換後の文字列:生姜焼き
置換する文章:僕はすき焼き弁当が大好き!
置換実行後の文章:僕は生姜焼き弁当が大好き!
このように、置換する文章から「置換前の文字列」に指定した文字列(=すき焼き)を探してきて、それが見つかったら「置換後の文字列」に指定した文字列(=生姜焼き)に置き換えるのです。
長い文章の中で、ある特定の文字列を異なる文字列に一括して変更したい場合に役立つ機能です。
SIRIUSシリウスの置換機能でフォントサイズを一括変更する方法
それではこの置換機能を使って、シリウスのテーブル内のセルのフォントサイズを一括変更してみます。
上で示したシリウスのテーブルをもう一度ご覧ください。デフォルト状態だと、テーブル内の要素は次のように並んでいますね。
- [項目名][ここに説明文を入力]
- [項目名][ここに説明文を入力]
- [項目名][ここに説明文を入力]
まずは[項目名]と書かれた3つのセルのフォントサイズを一括変更します。テーブルの1列目のセルです。それが終わったら、同じ手順で[ここに説明文を入力]のセル3つを一括変換します。
やり方は次のとおりです。
テーブル1行目の[項目名]のセルのフォントサイズを好きな値に変更しておきます。ここでは14ptにサイズ変更しました。するとHTML上では、下図のように表示されるかと。(青色で選択された箇所)
そして、ちょうど今フォントサイズを変更した下記の1行をコピーしておきます。
シリウスの[編集]タブ→[記事の置換]をクリックし、次のように置換前、置換後を入力します。
[置換する文字列]に上でコピーした1行を貼りつけます。検索する文字列:<th>項目名</th>
置換する文字列:<th><span style=”font-size: 14pt“>項目名</span></th>
そして置換を実行します。これにより、テーブル内でフォントサイズを変更していなかった他のセルも同様にすべて置換され、14ptに変更されます。
1列目のフォントサイズ変更が終わったので、同様にして2列目も変更します。
こうして一通りテーブル内要素のフォントサイズが変更できたら、実際に入力したい文字列を入力し直していけば良いわけです。
ただ注意したい点として、せっかくフォントサイズを変更した文字列を一度全消去してから入力し直すと、再び元のサイズに戻ってしまいます。
入力し直すときは、フォントサイズを変更したときの文字列を残したまま、その隣に「実際に入力する文字列」を入力し、その後に不要な文字列を消去する、という順番で修正しましょう。
つまり次のような流れで修正します。
1.項目名
2.実際に入れたい文字列項目名
3.実際に入れたい文字列

上記のような小さなテーブルだと手作業でも良さそうですが、膨大なセルを含むテーブルだと、なかなか役立つ方法かと思います。
まとめ
シリウスのテーブル内のフォントサイズを一括変更する方法が不明だったので、置換を使った方法をご紹介しました。wordpressのように、テーブル内の全要素を選択し、一括変更できる機能がないのはかなり不便かと思います。いつかアップデートで追加されることを願います。