些細なことでいつも怒鳴ってばかりの上司っていますよね。

 

私の意見をはっきり言いますと、「時代遅れ」です。

 

ここでは、「怒鳴る上司」と「褒める上司」が周囲に与える影響を、人間の脳との関係をベースにお話しします。

 

 

【体験談】些細なミスですぐ怒鳴る上司

 

ちょっとしたミスですぐに怒鳴る上司っていますよね。しかも大きな声で。

 

私は今は自営業なので、上司に怒鳴られる心配もありませんが、何年か前まで勤務していたIT企業では、よく怒られたものです。

 

あまりにも大きなミスを犯してしまったのであれば、怒鳴っても仕方はないでしょう。

 

たとえば、「社員のミスで顧客に迷惑をかけてしまった」とか、「顧客データが入ったPCを電車に置き忘れてしまった」とかです。

 

こんなことされたら、私だって怒鳴りますよ。さすがに何度も繰り返されたらたまらないので。

 

 

でも、私は次のような些細なことで怒鳴られている社員を何人も見てきました。(私を含め・・・)

 

  • 上司の気に食わないタイミングで発言してしまった
  • 指示された作業が少し遅れ、報告が遅くなった
  • 作成したエクセル表の書式が気に食わない
  • 単純に上司の機嫌が悪かった

 

会議とは、チーム全員がおのおの意見を言い合い、それをまとめるのが上司の役目ですよね。

 

というか、むしろ全く自分の意見を発信しない会議など意味がありません。

 

ですが、あるタイミングで私の先輩社員が意見を言おうとしたら、

 

だから、お前は何でこのタイミングで喋るんだよ!!何も言うな!オレの言う通りでいいんだよ。黙れ!

 

と上司に言われ、一同唖然としたのを覚えています。

 

その事件は午前中に起きたのですが、昼休みの時間になって、先輩は食事が喉を通らず、何も食べていませんでした。

 

 

私の体験談ですが、まだ2年目だった頃、指示された仕事が遅くなり、なかなか上司(上と同じ人)に報告できずにいたら、隣でキレられました。

 

お前いつまでかかってんだよ!!一生終わんねーだろ、そんなもん!!

 

と怒鳴られました。

 

私はそんな風に乱暴な言葉でキレられたことは、これまでの人生で一度もなかったので、しばらく「?」と放心状態でいました。

 

 

ちなみに、上でご紹介した怒鳴る上司ですが、普段はあまり仕事がないのか、業務中なのに釣りの話をしたり、机に突っ伏して寝ていることも多々あります(笑)

 

 

なんでしょうね・・・

 

私個人の考えですが、よく怒鳴る社員に限って、あんまり仕事ができなかったり、性格に難ありの方が多い気がします。もちろん全員ではありませんが。

 

というか、豊かな人間関係を築くのが社会人としてのマナーであり第一歩ですよね。

 

そんな初歩的なことすらできない人が上司として君臨している時点で、うーむ・・・ ですよね。

 

人間の脳は「主語」を理解できない

 

誰しも同じだと思いますが、自分ではなく他人が怒鳴られているにしても、いい気分はしませんよね。

 

まだ子供の頃に、いじめっ子が先生に怒られると、「いい気味だ!」なんて思ったりしましたが、それとはまた別の話です。

 

仕事中、私以外の社員の方が上司から怒鳴られていると、すごく嫌な気分になり、しばらく仕事が手につかなくなることがありました。

 

上司の罵声を聞いていて、心の中が高鳴る?というか、荒ぶるというか、ドキドキしてすごく嫌な感じがするのです。

 

これは何故でしょうか。

 

調べて分かったのですが、どうやら人間の脳は、潜在意識レベルでは「主語」を理解できないようですね。

 

主語なので、「誰」とか「あなた」とか「わたし」ですよね。

 

たとえば、離れた席で誰かが上司から怒鳴られていると、その声を聴いた周りの社員たちの脳内では、「誰が怒られているのか?」という「誰」の部分、つまりは主語が理解できていません。

 

当然、考えれば、どこどこの席のだれだれさんが怒られている、とわかりますよ。

 

そうではなく、もっと無意識な部分というか、直感的な部分というか、脳の奥深く、潜在意識のレベルでは、主語がわからないのです。

 

 

結果、まるで自分が怒鳴られていると脳は錯覚してしまうわけです。

 

 

面白いことに、怒鳴っている上司についても同様です。

 

上司の脳内でも、潜在意識レベルでは、自分が怒鳴られていると錯覚します。

 

 

このため、怒っていると、相手のみならず、自分自身も嫌な気分になるわけです。

 

 

「怒鳴る」上司が社員に与える影響

 

人間の脳は潜在意識では主語が理解できないとお話ししました。

 

つまり、怒鳴られている社員の周りの社員も全員、潜在意識では怒鳴られていると錯覚します。

 

当然、みなさんいい気分はしません。上司も含めてです。

 

こんな職場で、生産性のある労働が果たしてできるのでしょうか。

 

 

気持ちの面で落ち着かなくなり、仕事が手につかなくなる社員も多々いるでしょう。

 

自分もああなりたくないと、萎縮してしまい、思ったような仕事ができなくなる社員もいるでしょう。

 

不必要に強く、そして長々と怒鳴られた社員は、当然その上司を忌み嫌うでしょう。

 

集中したいのに、しょっちゅう大声で怒鳴る上司のせいで、周辺社員たちも大迷惑でしょう。

 

そんな状態をまったく理解しない上司もいるかもしれませんが、自分が嫌われているのを知っていてやっている場合もあるでしょう。

 

こんな状態の職場は私から言わせれば、末期です。

 

こんな職場を放置している会社の商品に、生産性や品質など求めることはできません。

 

社員には同情しますが、客の立場から考えれば、そんな末期状態の会社の商品など使いたくもありません。

 

欠陥があるのでは?とどうしても考えてしまうので。

 

 

怒鳴る上司の皆さんには声を大にして、「もう、本当に辞めましょうよ。」と言いたいです。

 

彼らは特定の社員を叱っているつもりでしょうが、実際は周りの社員、会社全体、さらには私たち客にまで波及します。

 

せめて、

 

  • 大声で怒鳴らない
  • 別室で注意する
  • 怒ったあとにしっかりフォローする

 

などの配慮をしてください。

 

そうすると、中には次のようなことをおっしゃる方が出てきます。

 

「自分たちもそうやって怒鳴られて育ってきたんだ!今の若者は甘えが過ぎる!」と。

 

ですが、その結果が過労死、うつ病、失踪へと繋がっているのもまた事実です。

 

そしてマスコミに騒がれ、ニュースや新聞にのり、会社の評判を落とす、そこまで考えているのでしょうか。

 

「褒める」上司が社員に与える影響

 

人間の脳は主語が理解できないので、怒鳴られると自分も怒鳴られたと錯覚する、とさんざん述べてきました。

 

逆に言えば、上司が社員を褒めることで、上司自信も、その周りも、やはり褒められていると錯覚します。

 

 

私の体験談ですが、同期や年の近い先輩社員が褒められていると、「何くそ!負けるもんか!」とやる気を出していました。

 

結局、部下の間違いばかり指摘して怒鳴り続ける上司よりも、部下の良い部分を拾い上げ、周りへ展開していける上司の方が、断然好かれます。

 

尊敬する上司に褒められたい一心で、仕事を一生懸命頑張ります。

 

というかむしろ、会社よりも、尊敬する上司のためだけに仕事をする、なんて気分で働いていたころもありました(笑)

 

 

日常茶飯事で怒られてばかりいる上司から怒られると、「ああ、またか。うるさいなぁ。」と考えてしまうのが人間です。

 

ですが、普段よく褒めてくれる尊敬できる上司がたまに怒ると、「ああ、私はこの人を怒らせてしまったんだ・・・次からは同じ間違いはしない!」と思えるものです。

 

「怒鳴られて人の心は強くなる?」⇒そうは思わない

 

私もよく不条理に怒られていたので、別の上司に相談してみたことがありました。

 

すると、次のように返されました。

 

そうか。でも僕としては〇〇君(私)にはもっと強くなってもらいたいんだ!今は辛いけど、段々慣れてくるから!

 

私はこの考えには賛成できません。

 

怒鳴られ続けることで、それに心が慣れ、強い社員になる・・・というようには、どうしても思えません。

 

仮に慣れてきたと言うのであれば、それは心が成長したのではなく、単純にマヒしている状態だと思います。

 

つまり、心が傷付きすぎて、マヒしてしまい、怒鳴られても反応しなくなった状態。つまり末期です。

 

こんな心が壊れた会社に従順で兵隊のような社員を量産するのが本来のあるべき姿なのでしょうか。

 

私はそうは思いません。

 

まとめ

人間の脳は主語が理解できないこと、怒鳴る上司が周囲に与える影響について私の意見を述べてきました。

賛否両論は当然あると思います。甘ったれたことを言っているかもしれません。

ですが、怒鳴る上司が社員や会社に与える影響は、決して良いものではないと私は考えています。