こんにちは。たかじんです。

最近N国党のYouTube動画をよく見るのですが、ちょっと衝撃的な事件があったので、今日はそのことを書いてみたいと思います。

NHKから国民を守る党公認の大橋まさのぶさんの選挙演説(応援演説)で、一般人からの選挙妨害があったらしく、立花さん含むN国党の人たちが一般人を私人逮捕していました。

N国党・立花孝志さんが選挙妨害で一般人を私人逮捕する動画

以下に示すのが、問題の動画です。N国党の方々が、選挙妨害?をしたという一般人を私人逮捕する様子が生々しく映し出されています。二本立ての動画です。

動画の流れを簡単に説明すると、次の通りです。

  1. 立花さんの演説中に一般人が大声で「嘘つき!」と叫ぶ
  2. これにより演説が中止され、嘘つき発言をした一般人が特定される
  3. 一般人が嘘つき発言の正当な理由を述べず、そのまま帰ろうとする
  4. 一般人がキョロキョロしながら大通りを突如渡ったり、うろうろする
  5. 一般人がタクシーに乗ろうとしたところでN国党が私人逮捕
  6. 私人逮捕した一般人を警察に引き渡す

だいたいこんな感じです。

僕はこの動画を見て初めて私人逮捕という行為を知ったし、選挙妨害でここまでやっていいのか?という疑問が生じました。

選挙妨害は公職選挙法違反【演説の妨害に該当】

動画の中で、「選挙妨害!刑事事件!」と連呼しています。選挙妨害は公職選挙法違反となるようです。

以下に選挙妨害について定める公職選挙法の規定を引用します。

公職選挙法

(選挙の自由妨害罪)
第二百二十五条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮 又は百万円以下の罰金に処する。
一 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人に対し暴行若しくは威力を加え又はこれをかどわかしたとき。
二 交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀 棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。
三 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者若しくは当選人又はその関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債権、寄附その他特殊の利害関係を利用して選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人を威迫したとき。

(出典:e-gov-公職選挙法)

素人目からしても、条文中で赤く強調した「演説を妨害し、」に該当するのかなぁ、、という感じです。

上記の妨害行為をしてしまった場合、「四年以下の懲役若しくは禁錮 又は百万円以下の罰金」とされていますね。ぞっとする話です。

考察:一般人の「嘘つき!」発言は演説を妨害しているか

上の動画で初老の男性が立花さんの演説中に「嘘つき!」と発言しました。果たしてこの発言が選挙演説の妨害になるのかどうかですよね。

あくまで僕の考えですが、十分に選挙妨害になっているでしょうね。

演説中に「嘘つき」と発言するということは、立花さん含めN国党は国民に嘘をついているということですよね。嘘をつくような候補者に誰も投票なんかしませんよね。つまり完璧な選挙妨害です。

しかも「嘘つき」発言をしたのがまだ小さな子どもなら別ですが、50歳~60歳くらいの大の大人が発言しているので、周りの聴衆からしたら、少なからず彼の嘘つき発言を信じ込む人もいるでしょう。

僕が思うに、もしも彼が立ち去らないでマイクをもって「N国党が国民に嘘をついていると考える正当な理由」を述べたのであれば、立花さんもしっかり受け止め、謝罪なりしたでしょう。

ですが動画を見る限り、よくわからないことを羅列してその場を去ることに夢中のようでした。つまり選挙妨害であり、名誉棄損でもある行為ということです。

私人逮捕(常人逮捕)とは

動画内でされていた私人逮捕ですが、そんな制度があるのだと初めて知りました。そこで調べてみると、刑事訴訟法に次のような規定があります。

刑事訴訟法

第二百十三条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。
第二百十四条 検察官、検察事務官及び司法警察職員以外の者は、現行犯人を逮捕したときは、直ちにこれを地方検察庁若しくは区検察庁の検察官又は司法警察職員に引き渡さなければならない
第二百十五条 司法巡査は、現行犯人を受け取つたときは、速やかにこれを司法警察員に引致しなければならない。
○2 司法巡査は、犯人を受け取つた場合には、逮捕者の氏名、住居及び逮捕の事由を聴き取らなければならない。必要があるときは、逮捕者に対しともに官公署に行くことを求めることができる。
第二百十六条 現行犯人が逮捕された場合には、第百九十九条の規定により被疑者が逮捕された場合に関する規定を準用する。
第二百十七条 三十万円(刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、二万円)以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪の現行犯については、犯人の住居若しくは氏名が明らかでない場合又は犯人が逃亡するおそれがある場合に限り、第二百十三条から前条までの規定を適用する。

(出典:e-gov-刑事訴訟法)

ちょっと複雑な条文ですが、おそらく次のような解釈でよいかと。

現行犯の場合は誰でも逮捕状なく逮捕が可能。逮捕した場合は警察官に引き渡す必要あり。30万円以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪の場合は、犯人の住所氏名が明らかでない、又は犯人が逃亡する恐れがある場合のみ逮捕ができる

逮捕とは犯罪に対する被疑者の身体的拘束とされているので、動画の最後の方で一般人の男性を拘束していたのはまさに逮捕です。

そして一般人の男性が逃げずに立ち止まって釈明していれば、あそこまで大きな事件にはならなかったのでしょう。

嘘つきと言った明確な理由を述べず、タクシーに乗って移動しようとしたため、相手の住所氏名が不明であること、逃亡しようとしたことから私人逮捕に踏み切ったと思われます。

N国党・立花孝志さんの他のYouTube動画を見て知ったこと

ここまで僕も調べてみて、立花さん含むN国党の方々が一般の男性を私人逮捕したことについて、法律上は合理的な理由があることを理解しました。

とはいえ、やっぱりそこまでやる必要あったの?と考えてしまいました。(法律上はあるのですが。。)

なので、この動画だけだとわからないので、立花孝志さんが投稿している他のYouTube動画を色々見てみました。そして立花孝志さんについてわかったこととして、次のような点があります。

  • もう6年以上前からNHK被害者のためにほぼ無償で活動されている(2019現在)
  • 電話相談やNHK撃退シールを無料で配っている
  • 元NHK職員で社内の不正を内部告発して会社に集中攻撃され退職し、精神病になったこともある
  • 脅迫電話は日常茶飯事で、家族が身の危険を感じたこともある
  • 命がけでNHK被害者を救済し、NHKスクランブル放送の実現を目指している

彼の多くの動画を見る限り、彼がふざけたり、生半可な気持ちで行動しているのではないということが嫌ほどわかります。

そして、言葉だけじゃなく、本当に命がけでやってるなぁ、、という場面もちらほらあります。

このような理由から、意味もなく「嘘つき!」と選挙妨害されたことが許せなかったのでしょう。

まとめ

N国党が一般人を私人逮捕したというのでビックリして動画を見て、事の成り行きを調べてみました。関係する法律を確認すると、確かに動画内での私人逮捕には正当な理由があり、どうやら合理的な行為のようです。

それ以上に、N国党の立花孝志さんという方が想像以上に命がけで国民の救済活動をしていたことを知り逆に驚きました。