猛烈な台風に襲われることが多い日本に住む私たちは、被災地域からの教訓を活かし、少しでも台風から身を守る手段を整えていく必要があります。
強風によって屋根やカーポート、室外機が飛ばされたり、窓ガラスが割れたり植木鉢が飛んだりと、その被害は甚大です。
この記事では、台風に備え、私たちの生活を少しでも不自由なくするための方法をまとめました。
- 台風の対策1:強風への備え
- 台風の対策2:停電への備え
- 台風の対策3:ガス停止、断水への備え
台風に備える!個人でできる対策まとめ
台風に備えるため、個人でできる対策をご紹介していきます。具体的には、以下の3つに分けて解説していきます。
- 台風への備え1:強風に備える対策
- 台風への備え2:停電に備える対策
- 台風への備え3:ガス停止・水道の利用不可に備える対策
上記について、それぞれ具体的な対策をご紹介していきます。
台風への備え1:強風に備える対策
強風に備える対策としては、以下のものが有効かと思います。
- 庭周りの植木鉢や小物を屋内に片づける
- シャッターに外側からテープで補強する
- 窓ガラスの内側に段ボールを貼りつけガラス飛散防止
- 車を駐車する向き、位置を考える
- カーポートを補強・撤去する
上記について、深掘りして解説していきます。
庭周りの植木鉢や小物を屋内に片づける
台風のあと、近所の植木鉢が転がっている光景を見たことはありませんか?庭周りを華やかにするため、植木鉢や動物の形を象った置物などを置いている家も多くあります。
ですが、台風の強風によって、かなりの速度で飛んでいく恐れが非常にあります。窓ガラスにぶつかれば、当然ガラスは割れますし、人にぶつかれば大変なことになります。
車のガラスにぶつかる、、という事態も想定しなければなりません。
なので、庭周りの植木鉢や置物は、できる範囲で屋内に移動させるか、風が来ない場所に移動する必要があります。
シャッターに外側からテープで補強する
シャッターって、ものすごい強風にあおられると、固定された場所から外れてしまい、酷い場合にはどこかへ飛んで行ってしまう恐れもあります。
誰でも簡単にできる対策としては、室外用の協力なテープでシャッターを固定することです。シャッターとサッシとを結ぶようにテープで固定しておけば、何もやらないよりはずっとマシかと。
参考までに、強力、丈夫とされているテープを以下に掲載しておきます。他にも色々あるので、探してみてくださいね。
窓ガラスの内側に段ボールを貼りつけガラス飛散防止
シャッターだけでなく、窓ガラスにも対策を施します。室内側から、窓ガラスに段ボールをぺたっと貼り付け、ガムテープなどでしっかり固定します。
これは、窓ガラスが割れた場合、室内にガラスが飛散するのを防止する目的です。

窓ガラスに直接テープで補強した上から、さらに段ボールを貼りつけて補強すると、より強力になるそうです。
車を駐車する向き、位置を考える
万が一にも近所から飛んできた植木鉢などの物体が車のフロントガラスにあたり、ガラスが割れてしまった場合、運転に支障をきたします。
なので、車のフロントが自分の家の側を向くように駐車するなどして、仮に外から物が飛んできても、フロントが守れるようにしておくと良いかと。
カーポートを補強・撤去する
多くの家で設置されているカーポートですが、猛烈な台風によって飛ばされていたり、大きく破損している姿を見たことがあります。
カーポートの耐用年数は15年前後と言われますが、とっくにその期間を過ぎており、かつ補強もしていない家もあるかと。
そんな場合には、補強よりも撤去してしまう選択肢もあるでしょう。どうしてもカーポートが必要ならば、新しいものに変えるか、補強工事を急いで行いましょう。
台風への備え2:停電に備える対策
台風が来ると、電線が破損したりして、長期的な停電になる可能性があります。停電に備える対策としては、以下のものが有効です。
- LEDライトや懐中電灯、蝋燭を準備する
- 暑さに備え、電池式の扇風機を準備する
- 乾電池は単3、単2など多く保管しておく
- スマホ充電に使えるソーラー充電器を準備する
- ラジオを準備する
- 氷を大量に作り、クーラーボックスに保管しておく
上記について、深掘りして解説していきます。
LEDライトや懐中電灯、蝋燭を準備する
僕の近所では、そこそこ強力な台風が来ると、ほぼほぼ停電します(泣)
停電する恐れがある地域にお住まいの方は、いつ停電しても良いように、側に懐中電灯やLEDライトを準備しておきましょう。
懐中電灯については、乾電池が残っているかよく確認しておきたいです。スイッチをONにしたらまったく反応しなかった、、では悲しすぎるので。
また、ソーラー充電が可能なLEDライトも安価で販売されています。日中は窓際で充電させておき、夜に使用する、ということも可能なので、ご検討ください。
暑さに備え、電池式の扇風機を準備する
夏の暑い日に停電してもよいように、電池式の扇風機を購入しておくのもアリです。とはいえ、電池式の扇風機だと、やはりそこまで風力が強くないので、そんなに涼しくはないのですが、ないよりマシかと。
乾電池は単3、単2など多く保管しておく
ここまでご紹介したとおり、停電すると頼れるのは電池です。予備の乾電池として、単3や単2などの電池を多めにストックしておくと良いです。
スマホ充電に使えるソーラー充電器を準備する
スマホやiPhone、その他USB対応の電化製品を充電できるソーラー充電器があります。電気が来ているうちに充電器本体を充電しておき、停電したら充電器から各機器を充電可能です。
さらに長期間停電した場合も、ソーラーパネルにより太陽光から充電可能なので、被災した場合にも威力を発揮します。
ラジオを準備する
スマホが生きていれば、ネットから情報をとってくることも可能ですが、電池切れなどの場合に備え、電池式のラジオを準備しておくと良いかと。
台風情報を聞いたり、停電で見れないテレビの代わりになるので、何かと便利です。
氷を大量に作り、クーラーボックスに保管しておく
停電すると、当然ですが冷蔵庫も機能しなくなります。すると、食料もどんどん傷んでしまいます。
なので、停電しそうだな、と思ったら、あらかじめ冷蔵庫で沢山の氷を製造しておき、それをクーラーボックスに保管しておきます。台風が直撃する前日くらいから作業を始めたいです。
そして停電した場合には、作っておいた氷を冷蔵庫の中へ移動させ、冷蔵庫内の温度を下げます。やるとやらないとでは大違いですよ。
台風への備え3:ガス停止・水道の利用不可に備える対策
ガスや水道が利用できなくなる恐れもあります。次の対策をしておくと良いかと。
- 浴槽に水を溜めておく(トイレ用)
- 飲料水として2リットルペットボトルを多く保管しておく
- カセットコンロ+ボンベを準備しておく
上記について、深掘りして解説していきます。
浴槽に水を溜めておく(トイレ用)
最悪のケースを想定し、水道が止まってしまうことも考えましょう。すると、トイレを流すことができなくなります。
そのため、飲料水としてではなく、生活用水としての水を浴槽に確保しておくと良いです。いざとなれば、浴槽の水をバケツでくみ、トイレに流せばよいわけです。
飲料水として2リットルペットボトルを多く保管しておく
飲料水としての水も当然必要です。水道が生きているうちにペットボトルや水筒、清潔な容器に水を蓄えておくか、スーパーで2Lペットボトルなどをたくさん買っておきましょう。
カセットコンロ+ボンベを準備しておく
ガスが止まってしまうことも想定しましょう。その場合、オール電化でなければ料理がつくれませんよね(停電したらダメ)。その場合を考え、カセットコンロを準備しておくと良いです。
安いものは2~3千円でありますし、ガスボンベも3本入りで安価なものもあります。ガスボンベは長期間保存できるので、多めに買っておくと良いです。
まとめ
日本は本当によく台風が来ます。そのたびに停電したり、水道やガスが止まったりと、本当に辛い思いをしてきました。それでも、少しずつ便利な商品が登場し、被災した際にも役に立つようになってきました。少しでも不自由な生活をしないためにも、早めに色々な準備をしておきたいところです。