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『行政書士試験が難しいです。。合格できる気がしません。「簡単」というネットの情報は嘘だったのでしょうか?』 |
こんな疑問にお答えします。
記事の執筆者について
こんにちは、たかじんです。
行政書士試験には2度目の受験で合格しました。1回目は無残な点数でしたが、2回目はかなりの高得点で合格できました。
成績票は「【2019】行政書士試験に独学対策!おすすめ参考書・問題集まとめ」で掲載しています。
目次
行政書士試験が難しいという方へ:本気度はどれくらいですか?
国家資格の中でも人気がある行政書士試験ですが、その合格率は例年10%台で推移しており、そこそこ難しい試験であることは確かです。
これまで法律の勉強をしてこなかった素人の方にとっては、試験勉強はかなり重荷となるでしょう。
それでも行政書士試験に合格したいという方は、資格取得をして叶えたい夢があるわけですよね。単純に受けてみたいというだけの方もいるかもですが。。
そこで行政書士試験が難しいと嘆いておられる方、過去に何度も不合格されている方、あなたの本気度はどのくらいでしょうか?
厳しいことを言うようですが、生半可な覚悟で挑むと、ほぼほぼ撃沈します。そこまで簡単な試験ではありません。
この記事では、行政書士試験が難しい、、という方向けに、必要な心構え、おすすめの勉強方針を解説します。
行政書士試験が難しい…何度も不合格している方の特徴
それでは、2度目の受験で行政書士試験に合格した僕の経験談から、過去に何度も試験不合格となっている方の特徴を挙げてみます。
- 行政書士試験はそもそも難易度が低いと思っていた
- 仕事や家事と両立しており、勉強時間が確保できない
- とくに目的はなくただ受験してみただけ
あくまで個人の見解ですが、試験に合格できない方はだいたい上記のどれかに当てはまると思います。つまりメンタル(やる気)の問題か、時間がないという物理的な問題かです。
上記3点について、ちょっと掘り下げます。
行政書士試験はそもそも難易度が低いと思っていた
行政書士試験を受ける前から何故か難易度が低いと勝手に考える人が多いです。実は僕もそうでした。
ろくに勉強せず、どうせ合格するだろ、、というクソみたいな考えで1回目の受験をし、見事に不合格でした。
これは何故でしょうか。おそらく理由はネット上に出回るデマ情報のせいでしょう。
ネットで[行政書士試験 難易度]とかで検索すると、次のような情報が多々ヒットします。
- 行政書士試験は誰でも受かる
- 行政書士試験は税理士試験合格で付いてくるおまけ試験
- 行政書士試験はクソ。受ける価値もない
このような情報を鵜呑みにしてしまい、中途半端な勉強で試験を受けた結果、不合格となってしまうわけです。
仕事や家事と両立しており、勉強時間が確保できない
僕は会社を退職した後に行政書士試験の試験勉強を始めたので、毎日ある程度の学習時間を確保することができました。この点は恵まれていたと思います。
ですが、中には就業しながら試験勉強をされている方や、家事と両立して勉強されている方もいらっしゃいます。
これだと、どうしても毎日の学習時間が確保できず、覚えたことも忘れてしまい、なかなか本腰入れて試験勉強することができなくなります。
とくに目的はなくただ受験してみただけ
行政書士試験に合格したい目的がとくになく、なんとなく資格を保有したい、という方もいるかと。
たとえば、法学部に通われている学生が大学の方針で無理やり受験させられるパターンや、司法試験や司法書士試験の肩慣らしで受験される方も多いかと。
このような法律に詳しい方でも、やっぱりまったく行政書士試験の対策をしていなければ、不合格する方もいます。
行政書士試験が難しいと感じる場合の勉強方法【超おすすめ】
行政書士試験が難しい、、と感じる方のために、おすすめの勉強方法をご紹介します。実際に僕がやっていた勉強法で、上手くいけば余裕合格できます。
ちょっと根性論になりますが、どうしても合格したい人はぜひやってみてください。
- 司法書士試験を受けるつもりで行政書士試験の勉強をする
- 行政書士試験対策に不要な情報はすべてシャットアウトする
はい、これだけです。
ではもう少し掘り下げて解説します。
司法書士試験を受けるつもりで行政書士試験の勉強をする
クエスチョンマークが頭に出ている方が多いかと思います。では簡単な質問をします。
さて、始めから60点を狙う勉強をして試験を受けた場合と、始めから100点を狙う勉強をして試験を受けた場合、どちらが確実に合格点を超えるでしょうか。
最初から60点を狙っていた方は、もしかすると58点で不合格かもしれません。100点を狙っていた方は、試験で大失敗をし、72点かもしれません。でも一応合格点は超えています。
何が言いたいかといいますと、最初から合格基準点を狙った勉強法ではなく、満点を狙った勉強法をしてください、ということなのです。
その対策として一番おすすめなのが、行政書士試験より難易度がはるかに上の司法書士試験の勉強をすることなのです。
実は僕も民法、憲法は司法書士試験のテキストを使っていました。行政書士試験のそれとは違い、かなり深い法律知識を身に付けることができました。
ただ、行政法や一般知識は司法書士試験にはないので、そこは専門のテキストを購入しました。
僕が受験生時代に使っていた最高におすすめの参考書、問題集は「【2019】行政書士試験に独学対策!おすすめ参考書・問題集まとめ」でまとめています。ガチで合格したい方はご覧ください。

面白かったのが、司法書士試験のテキストで民法を鍛えてから行政書士試験のテキストを解くと、正解率が8割9割行くようになったことです。本試験でも民法は満点に近い点数でした。
行政書士試験対策に不要な情報はすべてシャットアウトする
上でご紹介した方法でほぼ合格できるのですが、念のため。。
行政書士試験対策に不要な情報(雑音)はすべてシャットアウトしてください。行政書士試験について誤った情報が拡散しているためです。
拡散させている主体はだいたい次のとおりかと。
- 司法試験、司法書士試験、税理士試験の受験者
- バカにしていた行政書士試験にすら合格できなかったアンチ
もちろん全てではないですが、行政書士試験は簡単とか言うデマを流す人って、だいたい上記のとおりかと。
つまり、もともと司法試験や司法書士試験の試験勉強をしている人たちにとって、行政書士試験はまさに簡単なのです。ある意味法律のプロに近い方々が行政書士試験を評価するので、当然簡単だという評価になります。
または、行政書士試験なんて簡単だとバカにしていた方が実際に受けてみたら不合格で、よりいっそうアンチになった、、という方もいるかと。
行政書士試験は税理士試験合格で付いてくるおまけ試験とバカにする人もいますが、そもそも税理士試験がとんでもなく難しいわけですが、、そのあたり理解しているのでしょうか。

こんな感じで、行政書士試験に対するデマ情報が拡散しています。受験生は惑わされないようにしてください。
まとめ:行政書士試験は難しいです
結論として、行政書士試験はやっぱり難しいです。合格率10%台というのがその証拠です。行政書士試験が簡単だとおっしゃる方々は、合格率3~4%の超難関試験を狙っている方なわけです。
そんな目茶目茶頭の良い方の情報は残念ながらあてになりません。最後まで自分を信じられた者が合格できるのです。