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大人のピアノ独学者『あ~、夢を追ってピアノの独学を始めたけど、最近忙しくてまったく練習できていません。。ピアノ練習を長期間サボると、下手になりますか?楽譜は?僕はどうしたら。。』 |
こんなお悩みにお答えします。
記事の執筆者
こんにちは。たかじんです。
僕はピアノを二十歳から独学で始めました。途中で1~2年練習をサボったことがありました。
その結果、かなり厄介な事態が起こりました。わかっていたら練習をサボることはなかったと思います。この記事は僕の経験談からお話しします。
- 大人のピアノ独学者が練習を長期間サボると起こる5つの事態
- そもそも大人からピアノを初めて上達できるのか
- 大人の独学者でも上達できる練習方法(お金をかけない)
目次
大人のピアノ独学者が練習をサボると起こる5つの事態【厄介です】
大人でピアノを独学する人は実際多いと思います。僕も二十歳を超えてから独学でピアノの練習を始めました。
とはいえ、やっぱり大人になると仕事や家事、勉強といった多忙な毎日に追われ、大好きなピアノを練習する時間がだんだん確保できなくなってきます。。
僕もまさにそうでした。ということで、大人のピアノ独学者が途中で練習をサボると起こる5つの事象をご紹介します。
- 楽譜が読めなくなる
- 指が動かなくなる
- 身についていた感覚がなくなる
- ピアノが埃でいっぱいになる
- 仕事のせいにしてピアノをまったく弾かなくなる
上記について、具体的にお話しします。
楽譜が読めなくなる
小さな頃からピアノをやっていれば、楽譜なんかは字を読むかのごとくスラスラなのでしょうが、大人の独学にとっては至難の業ですよね。
大人になって初めてピアノを練習した僕から言わせると、たぶんピアノ教室に通っても独学でも同じで、楽譜がすんなり頭に入るようになるのはひたすら練習をするしかありません。
色々な方が楽譜の覚え方をYouTubeで解説していますが、結局は練習あるのみなのですね。。
なので、大人の独学者がピアノ練習を一定期間でもサボってしまうと、それまで覚えた楽譜が残酷なくらいにこぼれ落ちていきます。
数か月ピアノの練習から離れていた大人の皆さん、ぜひ今一度ピアノの前に座り、楽譜を見てみてください。多分ほとんど読めなくなっていますから(泣)
指が動かなくなる
僕は二十歳からピアノを始め、そこから5年くらいはほぼ毎日練習をし、そこそこ早い曲も弾けるようになっていました。主にアニソンとか早い曲を弾いていました。
でも、28歳くらいになってしばらくぶりにピアノを弾いてみると、驚いたことに指が動かないんですよ。まるでプールの中で指を動かしているくらい動きがこわばっているのです。かなりショックでしたね。運指の練習は一生懸命にやっていたので。
大人独学者の皆さん、こんな辛い思いをしたくなければ、ぜひ定期的にピアノを弾いておくことをおすすめします。
身についていた感覚がなくなる
ピアノの練習って、運指や楽譜だけでなく、自分だけの感覚のようなものってありますよね。ちょっと言葉では表せないのですが。。
例えば特定の曲を上手に弾くための、自分だけの感覚のようなものです。
ですがピアノから長期間離れていると、当然このような感覚も消え失せてしまいます。もう一度その曲を上手に弾きたいなら、また最初から感覚を作りこんでいかなければなりません。
毎日とは言わずも、数日おきくらいに好きな曲を練習されることをお勧めします。
ピアノが埃でいっぱいになる
ピアノを長期間弾かなくなる人にありがちなこととして、ピアノの上が埃でいっぱいになります(笑)
そしてだんだんピアノが物置のようになっていくのです。これだと余計にピアノを練習する気がなくなりますね。
定期的にでもピアノを布巾で綺麗にお掃除しておくとピアノも喜びます。

僕は母からプレゼントされた電子ピアノを弾かなくなってからも定期的にお掃除して埃をとっています。
仕事のせいにしてピアノをまったく弾かなくなる
子供と違って大人は仕事や家事、勉強などで忙しくなり、弾かなくなることが多いかと。そしてそれを仕事のせいにして自分を納得させているのです。
でもピアノを始めた頃って色々な夢をもっていたことと思います。好きな曲を弾きたいとか、誰かに聞かせてあげたいとか。。
その頃の本気な気持ちを思い出し、毎日たとえ数分でもピアノを弾く時間を確保したいですね。
そもそも大人がピアノを独学で習って上達するか
そもそも論として、大人がピアノを独学で練習して上手になるのか?ということが問題となります。
子供と違って脳も成長しきっているので、ここから才能が芽生えることなんてないのでは?と思ってしまうかと。
僕の経験談から言えば、大人からピアノを独学で始めても、そりゃプロのようにはなりませんが、そこそこ弾けるようにはなります。
途中から僕はアニソンばかり練習していましたが、アニソンはけっこう高度なテクニックが必要だったり、テンポが速かったりするので、かなり良い教材になりましたね。
大人でもピアノの楽譜は読めるようになるか?
では別の問題として、大人でも楽譜を読めるようになるのか、についてお話しします。
一応僕の経験則ですが、本気で楽譜と向き合えば、ある程度はすらすら読めるようになりました。
このへんはやっぱり慣れです。楽譜と向き合う時間を増やしていけば、自然と読む力が身に着く感じです。
大人向け:ピアノを独学で学ぶコツ【お金をかけない】
大人の皆さん向けに、ピアノを独学で学ぶコツを経験談からお話しします。あくまで僕個人がこの方法で上手くなったよ、というものです。
別にお金をかけずとも、ピアノ教室に通わずとも、ピアノを上達することは可能ですよ。怪しげな通信教材を購入する必要もないかと。
教材はバイエル⇒好きな楽曲でOKです
大人がピアノを独学で始める場合、一番最初に何をやったらいいのか悩まれると思います。
まぁ王道ですが、バイエル教本で問題ないかと。簡単な運指の練習から音符の読み方、間の置き方、音階などなど、ゼロから学ぶことができます。
ガチでプロ目指すならバイエルでも先生に習った方が良いですが、趣味としてたしなむ程度なら、僕のように一人で教本読み込むでもOKかと。
たしかにちょっと退屈な教本ですが、真面目にやれば基礎は身に尽きます。ぜひ試してみてください。
バイエルを最後までやり切ることができれば、あなたのピアノへの熱意は本物かと。
バイエルで基礎を身に付けたら、あとはご自由にどうぞ(笑)
というのは、さらに上レベルの教本を練習しに行ってもいいですし、僕のようにアニソンやPOPソングなど、好きな楽譜に行っても問題ないかと思います。
ただ、教本ばかり練習していて、飽きてしまったら意味なしです。何のためにピアノを練習しているかというと、教本をやるためではなく、好きな曲をマスターするためですよね。
この辺はほどほどにやってみてください。
【結論】ピアノを趣味で独学するならバイエルだけで十分です【飽きる】

楽譜の覚え方⇒音符と鍵盤を対応づける
楽譜の覚え方ですが、「音符をドレミに変換している」という方、今すぐその覚え方を止めてください。僕も最初は音符をドレミに直して練習していましたが、完全に誤りでした。上達速度が遅くなります。
ではどう楽譜を覚えていけば良いかというと、音符と鍵盤を直接対応づけるのです。
例えば、五線譜のこの位置に音符があれば、鍵盤のこの位置のキーを打鍵する、、という感じです。
このように、音符⇒ドレミ⇒打鍵ではなく、音符⇒打鍵にしてしまえば、頭で考える時間を省略でき、曲をスムーズに弾くことができるようになります。

僕もこの方法に切り替えて練習を始めたところ、かなり上達しました。
ピアノ練習:できれば毎日弾く。無理でも数日に1回を習慣化する
大人の方は仕事、家事、育児、勉強、介護と本当に忙しいのは熟知しているつもりです。僕も育児以外の全てを今現在経験中です(汗)。
とはいえ、そのために時間を確保できずピアノに完全ノータッチだと、本当にこれまでの努力が嘘のように消え失せていきます。
なので、できれば毎日数分でも、1曲でも良いので、ピアノを触るようにしましょう。無理なら、2~3日に数分程度でもOKです。
とにかくピアノ特有の感覚を失わないようにするのです。あとは勝手に習慣化できると思います。
まとめ
大人のピアノ独学者が練習をサボると起こること、独学者でもピアノの練習次第では上達することをご説明しました。
大人になってピアノを独学で始めたけれど忙しくてサボってしまっていた方、ぜひもう一度練習を始めてみてはいかがですか?今度は前よりもっと上達するかもしれません。