日本海を進んでいた台風25号(コンレイ)が、今朝(7日)の午前3時に温帯低気圧に変わりました。

 

つまり、とりあえずは台風ではなくなったとのことです。

 

ただ、依然強い勢力を保ったまま、北日本へと進行中とのことです。

 

温帯低気圧になるとどうなる?

 

よく「台風が温帯低気圧になる」と表現されますが、これはどういう意味がご存知でしょうか。

 

「台風がなくなったということじゃないの?」

 

「もう雨や風の心配がないのでは?」

 

と思われたでしょうか。

 

 

気象庁のHPでは、台風と温帯低気圧の違いを次のように説明しています。

 

台風と温帯低気圧は違う性質を持っています。台風は、水蒸気が凝結して雲になるときに出す熱を原動力として、熱帯や亜熱帯の海上で発達します。したがって、台風は水蒸気を多く含んだ暖かい空気からできていることが特徴です。一方、温帯低気圧は、(北半球では)北側の寒気と南側の暖気との境となる中緯度で発達し、前線を伴っています。つまり、南北の温度差があることが大きな特徴です。
 台風は北へ進むにつれて、周辺の空気との間に温度差を生じます。すると、台風域内の暖かい空気が冷たい空気と混ざりはじめると同時に前線ができはじめ、台風としての性質が徐々に失われ、温帯低気圧の性質が強くなってゆき、ついには温帯低気圧に変わってしまいます。
 多くの台風は温帯低気圧になりながら弱まっていきますが、中には図に示す2004年の台風第18号のように、温帯低気圧に変わりながら再び発達する低気圧もあります。この台風は長崎に上陸した後、日本海を北東に進みながら弱まって暴風域が狭くなりましたが、北海道の西の海上で温帯低気圧に性質を変えながら再び発達し、中心から離れた帯広や釧路地方でも強風が吹きました。台風では風が強い領域は中心付近に集中しているのに対し、温帯低気圧では広い範囲で強風が吹くのが特徴です。

(出典:気象庁HP<解説:温帯低気圧と台風>

 

 

結論からして、台風と温帯低気圧はまったく異なる性質であるということです。

 

 

まず、台風は暖かい空気からできています。

 

対して、温帯低気圧とは、北側からの冷たい空気と、南側からの暖かい空気が合わさってできているのです。

 

 

皆さまご存知のとおり、台風は南から北へ向かって進みますよね。おおむね。

 

すると、暖かい空気からできていた台風が、北側の冷たい空気と混ざり、次第に温帯低気圧と同様の性質が出来上がるわけです。

 

こうして、ゆくゆくは台風から温帯低気圧に変化するということが起こるのですね。

 

上で引用した気象庁の解説は、大体このようなことを言っています。

 

温帯低気圧になると、一般的に台風としての勢力は弱まるとされています。

 

温帯低気圧になっても警戒が必要?

一般的に台風は温帯低気圧に変化することで、その勢力を弱めていきます。

 

「よかった。これで安心ですね。」

 

と言いたいところですが、そうもいかない場合があるのです。

 

恐ろしいことに、温帯低気圧に変化した後も、勢力を弱めず、再び発達して北上する場合があるのです。

 

この場合、引き続き強い雨や風が予想されるので、厳重な警戒が必要となります。

 

何が言いたいかといいますと、台風が温帯低気圧に変化したからといって、安心して気を緩めすぎないようにしてください、ということです。

 

台風対策を事前に済ませておきましょう

 

2018年は台風が多く発生している印象です。

 

つい先日も台風24号に苦しめられたばかりです。

 

静岡県浜松市在住の私も、1.5日は停電で電気が一切使えませんでした。

 

つまり、事前の台風対策がいかに重要であるかということです。

 

ろうそくや電池式のLEDライトなどを用意しておく、電気を使わず調理できる食材を用意しておくなど、対策は念入りに行っておきましょう。

 

まとめ

台風25号の情報とともに、台風と温帯低気圧の違いについてお話ししました。

温帯低気圧となっても引き続き警戒が必要であることをご理解いただけたかと思います。