皆様は、行政書士という専門家について、どれくらいご存じでしょうか。

 

なんとなく名前は聞いたことがある!という方は多くいらっしゃると思います。

ですが、具体的にどんな仕事をする人たちなのか、そもそもどんな資格なのかについては、あまり知られていないと思います。

 

ここでは、行政書士の資格と仕事内容、求人、行政書士の資格を得るメリットについてお話ししていきます。

 

 

行政書士の仕事とは?

かなりざっくり説明しますと、行政書士の仕事とは、「私たちが役所に提出する必要のある様々な書類を、代行して作成、提出すること」と言えます。

 

身近なところでは、許認可の手続きです。

 

たとえば皆さんが飲食店や居酒屋などを営業したいとします。

ですが、複雑な書類をいくつも役所へ提出する必要があったり、ちょっとした条件を満たさないことで不許可となったりと、許可申請はかなりハードルが高いと言えます。

実際に1人ですべてこなすのは、かなりの勉強と時間が必要となります。

 

それを代行して唯一行えるのが行政書士なのです。

 

他にも、相続の相談や遺言書の作成、遺産分割協議書の作成なども業務範囲です。

 

行政書士の資格をとる6つの得(メリット)!

 

行政書士は国家資格になります。

この資格を取得することで、次のようなメリットがあると考えています。

 

◆ 行政書士の資格を取得するメリット
  1. 独立開業ができる
  2. 街の法律家になれる
  3. 行政手続きに詳しくなる
  4. 興味のある業務を専門分野にできる!
  5. 独立開業に費用が大してかからない
  6. 収入はやる気次第でUP!

 

と、思いつく限りでまとめてみました。

以降で詳細について説明していきます。

 

独立開業ができる

まず、行政書士の資格があると、独立開業することができます。

例えば、会社を定年退職した後でも開業して収入を稼ぐことができます。

つまり、体が健康な限り、いつまでも収入を得られるということです。私はこれが一番のメリットに感じました。

 

街の法律家になれる

 

また、行政書士は「街の法律家」という呼ばれ方をします。おそらく、行政書士の業務の中には、「相続や遺言に関する書類の作成」など、人々の悩みに寄り添えるものが含まれているためだと思います。

たとえば遺言書の作成や遺産分割協議書の作成などですね。

 

つまり、弁護士のように裁判ざたになった争いを解決することはできませんが、私たちに身近な問題である相続や遺言といった内容の相談にのったりすることはできます。

 

こういう意味で、「街の法律家」という呼ばれ方をするのでしょう。

 

弁護士や司法書士の先生方の中には、行政書士は法律家ではない!という意見をお持ちの方もいらっしゃいます。ですが私は、そんなことは取るに足らない問題だと思います。

結局は法律の知識を生かし、困っている人の問題を解決できれば、それでいいのですから。

 

行政手続きに詳しくなる

行政手続きに詳しくなるというのも大きなメリットだと思います。

行政手続きだけではありません。自身が業務として扱う分野に精通することができます。

 

私は行政書士の業務の中で、とくに遺言・相続業務を中心にやっております。

大切な人が亡くなり、不安な中でも相続手続きを着々とこなしていかなければなりません。私はそうした困っている人や悲しんでいる人の問題を解決したい、寄り添いたいと考えています。

 

興味のある業務を専門分野にできる!

 

行政書士の扱える業務範囲はかなり広いです。

 

会社設立、建設業許可、車庫証明、契約手続きの相談や書類の作成、戸籍の各種届出・手続き、遺言書の作成、遺言執行、遺産分割協議書の作成など、例を挙げれば切りがありません。

 

どの先生方も、基本的には業務をいくつかに絞っています。車庫証明だけを扱う事務所があったり、遺言書の作成だけを扱う事務所があったりするのです。

 

つまり、あなた自身が興味をもった業務を扱うことができ、仕事のモチベーションも上がるわけですね。

その分野の専門家として、胸を張って仕事ができるのです。

 

 

独立開業に費用が大してかからない

 

普通飲食店などを開業する場合、店舗を借りたり、店内の設備を揃えたりとかなりの費用がかかりますよね。そして、経営がうまくいかず、閉店となった場合に、借金だけが残ってしまうというパターンがあります。

 

しかし、行政書士の場合は開業費用がほとんどかかりません。というのは、事業所は自宅でもできるためです。

 

事業所を自宅にした場合は、インターネットや電話、プリンター(fax)、パソコンなどの業務上必要な設備さえあれば問題ないからです。

ある程度収入が増えるまでは、自宅から始めるという方も多いです。

 

収入はやる気次第でUP!

 

行政書士の収入についてですが、結局はやる気次第です。行政書士は個人事業なので、当然基本給は出ません。仕事の依頼が来なければ、収入は0です。

 

ですが、これは弁護士も税理士も個人でやっているところはどこも同じです。

 

飲食店だって、お客さんが来なければ、赤字です。だから、一生懸命に広告を工夫したり、ホームページで宣伝したりするのですね。

 

やる気しだいと言ったのは、自分が頑張って行動した分、依頼が増え、収入につながるという意味です。

困った人の直接の助けになり、かつ収入がもらえる。こんな嬉しいことはありません。

 

年収1000万円!?行政書士は稼げるのか?についても、興味がおありならご覧くださいね。

 

余談ですが、私の以前の仕事はIT企業のプログラマでした。ですが、常に会社のために残業しなければ・・・という意識があり、直接誰かのために役に立っているという実感がありませんでした。まぁ働くロボットという感じですね・・・

部にお金がなかったので、ほとんどサービス残業でした。どんなに遅くまで頑張ってもです。

 

行政書士の求人はあるか

 

結論から申します。

行政書士の求人はほとんどありません。

たまにどこかの行政書士法人の事務所で一人とか募集している程度です。

 

これは何故か?

 

それは、行政書士は自分一人で開業する方がほとんどであり、さらに自分以外の行政書士を雇う必要はないと考える人が多いからです。

 

忙しくなり、電話番や事務員が必要となることは多々あると思いますが、行政書士をさらに雇用するとなると、人件費もかかりますから、よっぽど稼いでいて忙しい事務所以外は、ほぼ募集はしないでしょう。

 

だからといって、別に悩む話ではありませんよ!

 

実務を一から勉強して、自分で開業すればいいだけの話ですから。さきほどご説明したとおり、開業費用は他に比べそんなにかかりません。

 

今では、行政書士の業務マニュアル本なども多々発売されており、業務に困る・・・ということはそんなに多くはないでしょう。

 

わからないことは先輩の行政書士に質問するとか、所属する行政書士会に問い合わせればいいのです。

行政書士会で開催するセミナーに参加することも効果的でしょう。

 

まとめ

行政書士の主な仕事内容、資格取得のメリット、求人についてご説明しました。

なんとなくでも、行政書士という存在を理解いただければ幸いです。

また、行政書士という資格は、手に職を付けるという意味でも、大変役に立つはずです。